2005年12月
バグダッド日誌 ( 2005年12月1日 )
バグダッドLO日々業務報告 ( 12月1日1900 )
区 分
( 1 ) サマーウに直接影響を及ぼす脅威情報
| 1筆状態解
( 2 ) イラク全域に係る脅威レベル
サマーワ及びバスラは
バグダッド及びモスルは
ラマディは
「 .
2
特記事項 ・
. .
本日の業務
| ( 1 ) 情収集及び情報資料の送付等
c2情報交換会参加のためインターナショナル ・ ソーン訪問 ( 3 ) 大使田安代文理 ( 4 ) ACSA書類手続 ( 1 ) 情報収集及び連結型 ( 2 ) 通信器材巡回点付専属のBIAPへの迎え
4 明日の予定
8 その他 ( 備
| な
| バグダッド 日 誌 ( 12月1日 )
To CASEの引っ越し
・ MNF - 1 C2スタッフして 、 日本人LC
動務している 。
ている 。 * これまで 、 パレス内のc2の大雨風をC2の他の部署と一緒に共同使航ていたが 、 このたび 、 別の部屋を専有使 「 用できることとなり 、 引っ越しが行われた 。 引越前日 , 長の米軍少佐と会った時 、 「 引っ越しだって ? 」 と岡くと 、 「 広い
部屋に移れるんだ 」 とうれしそうにしていた 。 ・ 先日の雨の日の部屋清掃で一図軒あったことから 、 今回の引っ越しはどうかな ? と思っていた 。 案の定 、 引っ越し 当日 ,
怒 って帰ってきた 。 どうしたのか聞いてみると 、 やはり数名のLO ( 少佐 ~ 中身 ) が自分の机の上 すら 、 清掃しようとしない 。 米軍少佐が注意し 、 指示してもやらない 。 「 なんだあいつらは 」 プン ! 21
怒りは収まらない 。 ・ SE通をいやがる理由はよく分からない 。 コアリッション事務所で清掃する時は 、 同じよう国のLO ( 大佐 〜
大 ) が全員でワイワイいいながら仲良く清掃する 。 彼らが 、 内心どう思っているのかは知らないが 、 少なくとも清掃 しないやつはいない 。 ・ 選挙前後の抵抗勢力の可能行動を分析しつつ , 引越の加護をしたり 、 密る 。 きなだめたり 、 むずがるLO 式をすかしたり 、
その苦労は大変だろうと思う 。
g
● デレビが映った ! 事ぶバグダッドLO一同 ・ 10月に衛星放送の受信装置が壊れ 、 テレビが見られなくなった 。 以来 、 日本国内の情報は 、 日々送られてくる 「 種資料及びインターネットのニュースだけになった 。 「 映像 」 による情報がなくなった 。 一般情報の大部分は 、 テレビから得られるニュースに頼っていたこともあり 、 日々 「 浦島太郎 」 になっていくのを感
じていた 。 たまに家族とメールや電話で話すと国内で様々なことが起きていることを知り覧にとも多かった 。 ・ 日本国内の情報等をタイムリーに得られるだけでな 、 「 音 」 のない世界にテレビが帰ってくると 、 何か 「 」 とする
ような安心感を報じる 。 あれこれ配業をしていて 、 テレビが映ったときは 、 思わず 「 お声を上げた 。 ・ 続事や健事 、 分遣強 、 サマーワの関係者の皆様のご尽力に盛附申し上げます 。 本当にありがとうございました 。
・ バグダッド連絡雄一 )
「 16 ・
16 .
バグダッド日誌 ( 2005年12月2日 )
「 バグダッド 日 誌 ( 12月2日 )
今日はムスリム ? 事務所に昇ったLog名
で昼食をとっている時のこと 、 宗教の話になった 。 ( 凡例 ) 「 日本人の宗数は何 」 「 一般的に仏教徒だけど 、 日本人は何でもありだ 。 例えば 、 クリスマスを祝うし 、 元日には神社にお参りするし 、 * 先祖のお書は仏式が多い 。 わかるかな ? 」
「 聞いたことがある 。 すごく興味がある 。 神社ってどんな神様がいるんだ ? 」
「 詳しいことはよく知らないけど 、 日本には 「 八百万の神 」 がいて 、 何でも御神体になる 。 」 | 「 g00万も神様がいるのか ? キリスト教も仏教も何でもありか ? 便利がいいな 」 「 日 「 ところで 、 おまえは何教徒なの ? カザフはキリスト教だろ ? 」
「 俺はムスリム 」 , カ 「 俺も 、 ムスリムだよ 。 なんで ? 」 1 . 「 エッ ? ラマダン間もしっかり県飯食ってたじゃない ? 」 ( あまり突っ込んだらやばいかな ? と思いつつ )
「 そうだっけ ? でも 、 お前も今日は 、 ムスリムだぞ 」 ( 当然という表情 ) B 「 エ ? なんで ? 」 とてもSK ) :
「 民主主誰でいくと 、 今日は2対1でムスリムが勝ちだろ 。 だから 、 今日はお前もムスリムだ1 」 ( ウインク付 ) 日 「 そんなのあり ? まあいいか 、 じゃあ今日は豚肉を食べないように気をつける 。 」 . ( イラク人もこいつみたいだったら 、 もめないだろうに … イスラム欧徒も色々風が来しい … … )
思い込みと義理は禁物 ! ・ 先日 , しばらくぶりにジムに行った 。 今日はゆっくりやろうと思っていたが 、 隣のマシンに 「 中年の小太り 」 の米果が | 15分ほど遅れて来て 、 私を挑発してくる 。 私より強度を1つ上げ 、 速度も0 . 5位早くする 。 こっちがチョット早くすると ,
相手も少しだけ上げる 。 最初は 、 気のせいと思っていたが 、 妙に気になり始める 。 ・ 気にするまいと思っていても 、 ついつい 「 同年代の小本 」 に意味がいく 。 ( 幸兵といっても同年代ならこんな 「 小太りオヤジ 」 に負けるもんか ! ) と頑張ってしまった 。 気がつくとお互い心拍数は190を超えていた 。 「 やばいな 」 と思って 、 ベースダウンし 、 予定より早く切り上げた 。 やつには見えないところで 、 しばらくボーッとしていた 。 ・ 「 中年の小ぶり 」 がマシンから降りた 。 こっちを見てる 。 「 平気な顔してやろうと思って見返すと 、 なんと向こうは 、 20代の若い兵隊 、 「 小太り 」 と思っていたのも実は 「 ただ 、 ごっつい 」 だけだった 。 なんで権なんかとはりあうの ? ) と思ってももう遅い 。 そう思い込んだ 」 自分が悪い 。 彼の方こそ 「 中年の小太りオヤジ 」 に負けられないと思っていたんだろう 。
|
バスラLO日々業務報告 ( 12月2日1900 )
区
分
パスラ空港
1 聖流態勢
警戒態勢 ) ;
2 特記事項
3 本日の業務
10 情報要求时 | SA ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MND ( SE ) の将来計画 、 ED及びDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会賞への出席 、 : 司令部斬会識 ・ タ合等 、 J2 ・ J3 ・ JOB識統一会 傳空出制得非
架要求对店 、 定情報收集 ( 2 ) 定例会席への出 ・ ( 3 ) 生物法拉 14 J4会議代理出席
4 明日の予定
5 その他 ( 備考 )
15 .
バグダッド日誌 ( 2005年12月4日 )
| バグダッド 日 誌 ( 12月4日 )
日本コンテナ訪問 」 ・ イラクのL準まで後10日余りとなった 。 外国からイラク国内への訪問者はもとより 、 バグダッドからイラク国内各地 へのヘリの運用も制限されている 。 こうした中 、 12月5日にコアリッジション事務所長 ( 伊空軍准将 ) のサマーワ宿営
曲への初産視察が計画されていた 。 ヘリ運用の制限等から 、 視界前日の今日になっても訪問用のヘリが確保できない 。 前回同様
が色々 ・ 調整をされたが 、 結局今日の昼前に視察延期を事務所長が決心された 。 ヘリが確保で当たら連絡すると大佐に言
われ待機するとともにサマーワにも , 以産状況を連結していた 。 ・ 延期の決心の後 、 大佐の執務室に呼ばれた 。 すると 、 事務所長と大佐が並んで私に頭を下げ銘めた 。 「 ドタキャン 」 「 でし訳ないと明る二人 、 准将と大佐に明られてとまどう私 「 どうか気にしないでください 。 」 と言うものの 、 英語で 「 気持ち 」 がうまく伝わっているのか不安になる 。 「 次は○○日でどうか ? 」 という大佐に 「 サマーウと出座します 。 」 と
答えた 。 大佐は 「 彼の隊長に軍接お詫びして 、 次の訪問については私が再度依頼します 。 」 と事務所長に提案した 。 ・ 事務所長は 「 是非そうしてくれ 。 」 と同意され 、 大佐が我が日本コンテナに来てサマーワの隊長に電話することとなっ
た 。
・ 今回の訪問段でも 、 隊長はじめサマーワの皆様に大変迷惑をかけましたが 、 大佐から直接隊長に電話をしてい
ただ 、 私としても少しゃ 」 としたのも本音でした 。 07回目拜魏 ・ 他国の基地訪問の均整がどうなっているのかは聞いたことがないが 、 今回の 「 ドタキャン 」 も彼らの責任ではなく 、 イ
ラク選挙支援のためのヘリ運用を優先した結果であり 、 最後まで努力したが結局優先順位が劣ると言うのが理由で ある 。 にもかかわらず 、 ここまで 「 地獄 」 をもって対応していただいた事務所長と大佐には私の方が頭が下がる思いで
ある 。 「 人に迷形をかけない 。 」 という 、 日本人的な覚をもったイタリア人と来館人もいることを思い知らされた 。 * ・ 電話の後 、
と 「 せんべいをかじりながら少し話をした 。 突然大佐が歌を歌い出した 。 ( 何かな ? ) と思っ ていると , 「 この歌の曲名はなんだっけ ? 」 と 。 かの有名な 「 すきやきソング 」 ( 上を向いて歩こう ) だった 。 日本のテ レビを見ながら 、 しばらく日本の敗の話で盛り上がった 。 ・ 最後に大佐の運転する事で事務所に誤り , 事務所長に結果を報告した 。 隊長からの伝言として 「 90日に予定して 「 いる次回の計画が再延期になっても対応します 。 」 と伝えた 。 事務所長も 「 ホッ 」 とした様子で 「 ありがとう 。 隊長による
しく伝えてくれ 。 」 と言われた 。 私もとても 「 ホッ 」 とした 。 ・ 二人で事所長の執務室を出た後 、 ( 今日はないかな ? ) と思いつつもチョット期待しながらお礼と挨拶をした 。 大生 は私の期待造り 、 いつものポーズで 「 この時計はな … 」 と始まった 。 ありがたく7回目を拝聴しました 。
バスラLO日々業務報告 ( 12月4日1900 )
|
程
パスラ空要
| 1 普戒態勢
( 戒態勢 ) :
2 特記事項
18 本日の業務
情線就对市
SSR ( ISFの戦力化の状況 ) , MNDISEの将来計画 、 IEDRUIDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会頭への出 : 司令部朝会協 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9認戦統一会議 ( 4 ) 空路翔送料整
| | 4 明日の予定
( 1 ) 情報要求対応 、 定例情報収集 ( 2 ) 定例会議への出席 ( 3 ) 空輸送網 .
その他 ( 備考 )
「
.
な
。
バグダッド日誌 ( 2005年12月5日 )
バグダッド 日 誌 ( 12月5日 )
0 スキンヘッド 」 | ・ 多国籍軍人遠の期型は当然のことながら 、 転して短い 。 日本で言うところの 「 空挺カット 」 が一般的である 。 天然か 、
人工のいはあるが 、 約半数はスキンヘッドである 。 いずれも大半がシャワールームで自分で散型している 。 私も その一人である 。
がスキンヘッドにしている 。 ・ バグダッドに来たら一目ぼやろうと思っていたことのなかの一つがスキンヘッドである 。 深い理由はないが 、 日本で 「 はなかなかやりにくいことであるが 、 ここではさほど目立たないから 、 というのが理由である 。 なかなか思い切れず
にいたが 、 昨日 、 シャワールームで自分で 「 割った 」 ・ 面白い反応をしたのは英国LOと米軍少佐だった 。 英軍LOは私を強くから私を発見し 、 ずっと見ていた 。 接近するに
従って 「 ニヤニヤ 」 しながら 、 自迎目送で出迎えてくれた 。 ニヤニヤしながら 、 「 何かいつもと違う ? … 何かいつもと 「 違う ? 何かいつもと違う ? 」 を連呼していた 。 「 似合うか ? 」 と聞くと 、 「 すごく似合う 」 といって 、 その後は何も言わな
い 。 ただ 、 ニヤニヤしていた 。 ・ 米軍少佐は 、 すごく苦いた顔をして 、 愛のない私に対して 、 「 その髪型はどうしたの ? 何かあったの ? 」 と聞いてきた 。 * スキンヘッドも髪型って言うんだ ) と思いながら 、 「 似合うか ? 」 とくと 、 「 最初見た時はビックリしたけど 、 いいヘアス 」
タイルだ 。 よく似合ってる 。 」 との感想であった 。 ・ 韓少ない女性の知り合いの一人は 、 ただ 「 ニコニコしながら 、 「 元気そうね 」 と一いっただけだった 。 ・ 今朝 、 色々な事人達の反応を観察した 。 して英米人は 、 知り合いであれば理由を聞きたがるが一般に決してジッI : と見た乳ない 。 髪型は軍の規則内なら個人の自由という印象である 。 旧ソ連画を含むアジア系の軍人選はジーッと ! ! 見るが 、 理由を聞いてくるのは約半数程度で 、 これもやはり個人の自由という印象であった 。 元々スキンヘッドの人 たちはほとんど無反応という3種類くらいの反応があった 。 ・ コアリッション事務所のLO仲間達は 、 みんな喜んでくれた , モンゴル大佐を含む大半は 「 すばらしい 。 」 とほめてくれ た 。 スキンヘッドの5名は特にコメントなし 。 カザフとエルサルバドルは 、 「 帰らもやろうかな 。 」 といいつつ 、 「 カザフが やったらオレもやる 。 」 、 「 エル ・ サルバドルがやったらオレもやる 」 とお互い言い合っていた 。 「 なんなら 、 オレが二人と も努ってやろうか ? 」 というと 、 「 ウン 、 こいつの次に 」 と言い合っていた 。 ・ しばらくは 、 シャンプー不要のこの 「 髪型 」 でいようと思う 。
ーーー
バグダッド日誌 ( 2005年12月7日 )
バグダッドLo日々業務報告 ( 12月7日3900 )
区
分
内
( 1 ) サマークに直接影響を及ぼす背感情線
聖求応募書
( 2 ) ラク主業に係る段減レベル
サマーワ及びバスうに 、 バグダッド及びモスルは
ラマディは
2 特記事項
情報収票及び情報資料の送付等
113 本日の業者
計情較収集及び連施却整
4 朝日の予定 5 . その他 ( 備
なし
・ バグダッド 日 誌 ( 12月7日 )
O Enjoy Your Mealt ・ 早いもので 、 我々が出国してから 、 5ヶ月余りが過ぎ 、 その任も終盤にさしかかった 。 ここでの生活にもすっかり慣
れた 。 味はともかく 、 来事の食事にも慣れ 、 カロリーコントロールもできるようになり 、 出国当時よりも体重も減った 。 これは 、 食べ物よりも 、 「 食べ方 」 の効果が大きいと思う 。 ・ 夕食は日本人5人で毎日食食しているが 、 暴食はできる限り各国のLO導と一軸に食べるようにしている 。 彼らと 食事をしていると 、 同じものを食べても 「 豊かさやゆとり 」 のようなものを感じる 。 忙しくても 、 食堂で食事をする時 は 、 ゆっくり食事を 「 系しむ 」 のがほとんどの外国人達の習慣のようだ 。 食事の行き帰りや食堂で知り合いに会うと 、 Enjoy Your Meallと声を掛け合うが 、 まさに 「 楽しむ 」 事を言い表しているように思う 。 会話しながら概ね1時間位 かけてゆっくりと食べる 。 ・ 日本人だけで会食している夕食も 、 最近は1時間近くかけて一日の出来事をおもしろおかしく話しながら食べるよう
になったことも 、 我々がここでの生活に慣れたことの表れかと思う 。 * 我々の局も近づいてきている 。 帰国するまでの間 、 摂関することを楽しみにしつつ 、 帰国してからの自分の生活 を思う時 、 日本での生活を恋しく想う気持ちと 、 「 食事の時間を楽しむ余裕 」 を惜しむ気持ちとが複雑に交錯するの ろうと思う 。
「 元気がない時は ・ 毎朝知り合いはもちろんのこと 、 道で行き会う外国人講と挨拶を交わす 。 みんな朝から元気がいい 。 特に米軍は 、 「 必要以上に元気良く挨拶をしてくれる 。 ・ たまには 「 今日はなんか黄れたな 。 だるいな 」 と思うこともあるが 、 私の返事はいつも 「 I ' m Finel 」
と言うより 、 これ以外に知らない 。 米軍人連は 「 Good 」 とか 「 Excellant 」 、 「 Great 」 とか言う 。 「 調子悪い 」 時って彼ら 「 にあるのか ? と思うとともに , 何て言うんだろうと思っていた 。 ・ 毎朝のBUAの会調室にはいると 、 多くの軍人達と元気に挨拶をかわす 。 先日ある准将が 「 今期の調子はどうだ い ? 」 とさわやかな笑顔で挨拶してくれた 。 私はいつもの返事とお礼を言って 「 将軍は如何ですか ? 」 といつもの棋
、 感やかな笑顔をしながら彼から返ってきた答えは 、 「 Dry 」 だった 。 なんて反応してよいやらわからず 、 「 お気の 事株 」 と答えておいた 。 ・ しずめ日本語で 「 サイアク ~ 」 ってところかと思うが 、 真やかに言うところがおもしろいと思った 。 中にはいかにも 「 調子高そうな調して 「 今日も調子いいよ 。 」 というのもいる 。 無して米軍はみんな調子がいい 。 ・ 今朝のその進容は 、 「 最高さ ! 」 と手を振って答えた 。 思わず 「 おめでとうございます 。 」 と言ってしまった 。
16
バグダッド日誌 ( 2005年12月8日 )
バグダッドLO日々業務報告 ( 12月8日1900 )
区
分
内
( 1 ) サマーワに直接影響を及ぼす脅威情報
1 警戒態勢等
( 2 ) イラク全域に係る脅威レベル
サマーワ及びバスラは
バグダッド及びモスルは
ラマディは
・
| 2 特記事項
3 本日の業務
( 1 ) 情報収集及び情報資料の送付等 ( 2 ) 政府のイラク特措法に基づく対応措置の延長決定について 、 MNF - 「 コアリッション作戦部長及び
豪州中東派遣軍司令官に口頭伝達
4 . 明日の予定
( 10情報収集及び連絡屋 ・ ( 2 ) コアリッションLNOミーティング参加
その他 ( 備
バグダッド 日 誌 ( 12月8日 )
選挙を控え . . . ・ 先日 、 アメリカ大使館と多国籍軍司令部へ行く機会があった 。 大使館周辺の道路を移動していると某グループの選
挙ポスターがいたるところに貼ってあった 。 ・ 米軍の統制地域でも 、 こんなにバラバラに貼られてしまうのか . . などと考えながら歩いていると 、 先導していたM少 「 佐 ( 米軍 ) は 「 これは 、 今の状況をよく表しているんだ 。 ちょっと剥がして 、 持ち帰ろう 。 」 とコンクリート防護壁に貼って 「 あったものを親がそうとしたが 、 強い粘着力で剥がれなかった 。 少佐は 「 まあ 、 いいや 。 けれども 、 このポスターに大き
書いてある 、 アラビア語の555はよく覚えておいてくれ 。 」 ということだった 。 ・ ところで 、 最近のイラク国民選挙関連の資料を見ていると 、 関連するグループとその番号が頻繁に登場する 。 555はUIA ( 統一イラク同盟 : イスラム シーア派 ) で使用しているものである 。 この 、 555という番号にはイスラム教にとっては意味があるものらしい 。 コーランの5章55節は大事なものであるこ とからUAが使用しているのであるが 、 この統一同盟は様々な問題を抱えているようである 。 様々な勢力も含まれて いることから内部の複雑さが伺えるのであるが 、 イラクの人にとっては 、 立派な話もいいがこの状況をなんとかしてく れということらしい 。 ・ そこで登場するのが 、 携帯電話である 。 M少佐によると555を合言葉に 、 ネット世界ではイラクの人々は現状ジョー クにし 、 メールでやりとしているとのことだった 。 そのジョークも巧みに情勢を突いたしていて極れないものもあると のことであった 。 いろいろ理解するには 、 まだまだ修行が必要なようです . . 0 プチ空手ブーム ・ 新しく赴任したコアリッションスタッフ ( 米海兵中佐 ) との空手談策を聞いていたボスニア ( 陸大尉 ) とイタリア ( 空軍曹 ) 「 が 、 空手を教えてくれといってきた 。 「 オレより米海兵中佐のほうが上手だよ 。 」 と言うと 、 「 空手はやっぱり 、 日本人に 「 教わらないと … 」 という 。 ・ 事務所の隅で簡単な基本をいくつか教えた 。 それを見ていたルーマニア ( 陸中佐 ) 、 カザフスタン ( 空中佐 ) も近寄っ て来て 、 即席空手教室になった 。 覚えたことを試しながら 、 お互いに写真を取り合ったりしてえらく盛り上がっている 。 「 明日は何教えてくれる ? 」 、 「 明日もよろしくな 。 」 という 。 しばらく続きそうな気配である 。 ・ コアリッションスタッフの海兵中佐も 、 私の顔を見ると 「 押忍 ! 」 といいながら寄ってくる 。 「 今日は何時からやろう
か ? 」 こちらもしばらく続きそうである 。 いずれにしても 、 コアリッション事務所ではプチ空手ブームがおきている 。
バグダッド日誌 ( 2005年12月9日 )
バグダッドLO日々業務報告 ( 12月9日1900 )
区
分
( 1 ) サマーフに直接影響を及ぼす音載情報
1
成起動
|
( 2 ) イラク全域に係る合成レベル
サマーワ及びバスヲは 1 バグダッド及びモスルは
タマディ
2 特記事項
( 1 ) 情報収集及び情報資料の送付等 ( 2 ) MNC - IP司令育
( 英 ) に業務支援隊長記念品贈呈
3 . 本日の業務
情報収票及び
4 朝日の予定
5 、 その他 ( 備
バグダッド 日 誌 ( 12月9日 )
基本計画延長決定 ! * 低長決定前はあれだけ届いでいた香ELO適 、 いざ延長が決まると意外と選白な反応 。 ずいぶん前から延長すると 「 報道に出ていたこと 、 イラクの首相が訪日したことなどから , 遺延長はすでに決まってたと思っていたらしい 。 ・ 「 昨日決まった ? もっと前に決まってんじゃなかったなかったのか ? 」 、 「 お前の派遣期間も延長されるんだろ ? 」
「 よかったな 」 、 「 手当も増えるし 、 権らの飛行機代が探げるから僕たちも安心だ 。 」 等々勝手な事を言っている 。 ・ 昨日 、 書州司令官に延長決定を連絡しにいった時も 、 同じように数日前にすでに決定されたものと理解されている
ようだった 。 ・ 紙して 、 彼らから見ると 、 決定に時間がかかること 、 決定前に報道が風ぐことを不思離に思っているようである 。 「 今回に限らず 、 我が国においては 、 報道に出る前に迅速に重要事項が決定されたことが余りないように思う 。 国民
にわかりやすいという点では 、 良いごとなのだろうけれど …
0 スキンヘッド その後の状R ・ スキンヘッドにして数日が経った 。 最初は遠慮がちった各国軍人達の反応も 、 色々出てきた 。 ・ 韓国のLO陸中佐 ) は 、 会うたびに 「 南無阿弥陀仏 」 と言って拝んでくる 。 そのたびに 、 「 きっといいことがあるよ 」 と答 ・ えている 。 ・ 食堂で 、 肉の配色を専門にやっている雇用者がいる 。 久しぶりに肉をもらいに行くと 『 今日は豚肉ですが 、 いいです
か ? 」 と聞く 。 「 いいよ 」 と私 。 「 ホントにいいんですか ? 」 と再確認 。 ここで気がついた 「 情はムスリムじゃない 。 」 ・ すれ違う軍人達が時々しかけてくる 。 全く知らない米軍の軍曹が 、 「 その髪型はすごくいいですね 」 、 「 私もあなた の葉型が気に入ってます 。 」 等々 。 外では当然種子を被っているから 、 何で知ってるの ) と思いつつ 、 とりあえずお 礼を言う 。 どこか室内にいる時に彼らは見ているのだろうと思う 。 緑の和製風を着た 「 スキンヘッドの日本人 」 がウロ ウロしてるとやはり目立つのだろう 。 自分の言動に注話しなければと思う 。 特に効果を期していたわけではないが
結果的に自分の行動を伸する必要性をより高める効果あった 。 真面目に勤務しようと気を引き締めた 。 ・ 最後に家族の反応を紹介する 。 家内は 「 普通に伸ばないと ( 帰国しても家に入れない 。 」 とメールに書いてきた 。
国内外の反応の違いにと芸どう私です 。
6
バグダッド日誌 ( 2005年12月10日 )
バグダッドLの日々業務報告 ( 12月10日1900 )
区
分
( 1 ) サマークに直接影響を及ぼす脅威情報
1
戒態勢神
( 2 ) イラク全域に係る脅威レベル 。
サマーワ及びパスヲは ト バグダッド及びモスルは
ラマディは
H 2 特記事項
「 情報収票及び情報資料の送付帯 3 本日の業務
| 情報収集及び連絡調整
4 明日の予定
5 . その他 ( 備
バグダッド 日 誌 ( 12月10日 ) 」
0 イラク軍との道題 ・ ・ 基地内を車で走っていると 、 イラク軍の車列にした 。 米軍の装甲車10数両を道路脇に停車して 、 「 何かやっているようだった 。 これだけの数のイラク軍を見るのも珍しい 。 話を聞いて 、 出来れば写真も撮 「 りたいと思ったが , 助手に撮ったら何かいわれると思いL04名で恐る恐る近づいた 。 ・ 我々を差つけるなり 、 「 ヤバーニ 」 といながら10名近くのイラク兵が近づいてきた 。 チョット怖かった 。 一番心配し たのは 、 「 武器 ・ 弾薬を取られないか ? 」 、 「 変なことされないか ? 」 だった 。 さすがに私以外の3名も 、 武器を手で しっかり押さえていた 。 ・ 「 サマーワから来たのか ? 」 、 「 日本人だ ! 日本人だ ! 」 、 日の丸を指さしながら ) 「 日本の国故を知ってる 」 等々
集まってきたイラク兵連が口々に言ってくる 。 ( アラビア語なのでよく分からないが 、 多分こんなことを言っていたと う 。 ) 「 一補に写真を撮ろう ! 」 壁かが言ったのか 、 私を中心にみんなが機能の障型に移動し始めた 。 ・ 距離が出来たので 、 よく見ると着ている照 、 鉄帽 、 アーマーが全員バラバラ 、 一人の兵士が私にこれをかぶれと鉄 「 相を差し出してくる 。 手に取ると 「 うそっぱち 」 ( プラスチック製 ? ) だった 。 にいつらこれで戦うのか ? ここで何してる のか ? ) と思い 、 聞いてみるが 、 英語は全く通じない 。 何を言っても 「 ヤバーニ1 」 、 「 ヤバーニ 」 」 を繰り返す 。 ・ 近くにいた彼らの調練を指導している様子の米兵軍によると 、 「 検問所での勤務要領を訓練した帰り 」 とのこと
だった 。 車列を整然と養列させている様子だけを見ると 、 もしかして米軍より純度が高い ? と感じた 。 個々の兵隊は 「 お調子者 」 ばかりのようで 、 彼らを指導する米兵は 、 大変だろうと思う 。 新たなイラクの国造りには 、 彼らの信頼性 ・
純度の向上が 、 不可欠なだけに 、 双方とも頑張って欲しいと思う 。 ・ 彼らの言動に 、 我々日本人に対する親近感を強く感じた 。 恐らく初めて会う 「 日本人 」 に一生懸命話しかける彼ら 「 は 、 本当にうれしそうだった 。 最初は少しとまどいも感じたが 、 彼らと会えて 、 とても楽しい気分になれた 。
14
バグダッド日誌 ( 2005年12月11日 )
バグダッド 日 誌 ( 12月11日 )
0 イラク軍育成への道険し ?
今朝 、 食堂の出口で米海兵隊員と出くわした 。 厳つい感じの軍曹だった 。 歩きながら話しをした 。 彼 : ( 目の前にある建物を指差し 、 ) 私はその建物で働いている 。 私 : イラク軍のHQなのか ? 彼 : そうだ 。 私 : どんな職務を担当しているんだ ? 彼 : イラク軍に対する訓練アドバイザーの一人だ 。 私 : イラク軍の成長が著しいのは君のおかげだね 。 後 : イラク軍の成長が著しい ? そんなことはない 、 とても大変だ 、 苦労している 。 私 : えっ 、 何で ? 報告では成長著しいと聞いてるよ ? 彼 : イラク軍人は軍隊というものが解っていない 。 まるっきりなっちゃいない 。
だからオレはいつも彼らに対し 「 Be Army 」 を連発している 。 私 : それって本当 ? 彼 : も一大変だよ , 日本もイラク軍の訓練を手伝わないか 、 そうすれば我々の苦労がわかるよ 。
( 振り返りもせず 、 すたすたとイラク軍HQに向かう彼 ) 私 : ・ ・ ・ ? 精強イラク軍育成の道は険しい … … ようだ 。 0 日本人LO全米デビュー ? ・ 多国籍軍司令部のあるレス内の1階のロビーに大きなクリスマスツリーが飾られた 。 今朝 、 そのツリーの装飾のラ
イトの点灯式が行われた 。 多国籍 ・ 多宗教の軍人達が集まって 、 盛大に行われた 。 テレビ局のカメラまであった 。 ・ 日系人の米軍中佐が 、 「 一用に写真撮ろうよ 」 と誘いに来た 。 ツリーの前で写真を撮っていると 、 コアリッション事務 |
所長以下いつものLO達も一緒に撮ろうとパチリ 。 日本生まれの米空軍大尉と一緒に写真を撮っていた時 、 テレビカ 」 メラが私たちを操っていた 。 同時に 、 スターズアンドストライプ紙の記者らしき人もカメラを向けていた 。 ・ d は 、 広報のスタッフから依頼され 、 カメラの前で 「 メリークリスマス ・ アメリカと全米に向けメッセージを述
べた 。 カットされるのを覚悟で 「 日本の皆さんおはようございます 。 」 と頼まれてもいない言葉造加するあたりはさすが である 。 ・ 選挙を控え大変な毎日の中でも 、 アメリカ人にとってクリスマスは大切な行事であることを改めて認識した 。 我々2 人の日本人の映像が 、 テレビや新聞に出るのかどうかは不明だが 、 自分たちで勝手に全米デビューと思いこんで 喜んでいる 。
バスラLO日々業務報告 ( 12月11日1900 )
区分
バスラ空港
「 豊成徳勢
【 電戒態勢 ) :
2 特記事項
1 ) 情報要求対応
SSR ( SFの収力化の状況 ) , MND ( SE ] の有楽計画 、 EDUIDF閲速竹組 、 デモ関認情報等 ・ H3 本日の業務
( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会連への出席 : 割令部朝会議 ・ タ会縄 、 J2 ・ J3 ・ J9段雄純一会題 | - 亞各帕送 ( 1 ) 情税要求対応 、 定例情報収傷 ( 2 ) 定例議への出席
( 3 ) 空路輸送防塵 | 5 その他 ( 備考 ) |
明日の予定
バグダッド日誌 ( 2005年12月12日 )
別
紙
「 見通し
( 仮訳 )
バグダッド 日 誌 ( 12月12日 )
0 ある日の演習雑感 . . ・ 先日 、 食堂にて朝食を食べていると 、 隣の部屋の情報関係者の多くがボディアーマーと弾倉を8個程度装着してい た 。 一瞬 、 情勢の変化か ? と思ったが 、 射撃訓練かもしれないし 、 彼等だけの訓練もありうる 。 とりあえず食堂を出 て周囲の状況を確認した 。 すると 、 ほとんどのものは 、 個人携行火器と最低限の弾倉のみである 。 警備態勢の変化
を示す 、 放送や掲揚旗 態勢が変化すると緑→赤となる 。 ) ものはない状想だった 。 ・ あわてて事務所 ( 私の職場 ) 行ったが 、 事務所の勤務員には特段変化はなかった 。 しかし 、 隣の部屋の情報関係
者はやはり装備が増加しているようである 。 周囲の者に聞いたが 、 何もないという 。 「 う一ん 、 これは気にしてもしょう がないか ! 」 と業務を開始した 。 ・ 10so 、 我が班のA少佐 ( 米軍 ) が 、 所要を終え事務所に帰ってきた 。 すると 「 みんな 、 聞いてくれ 。 演習が開始され るから 、 ヘルメット , ボディアーマー及び弾薬を準備しろ 。 」 と指示した 。 直ちに日本事務所に連し 、 手順通りに装
備を整え 、 事務所に戻った 。 ちなみに態勢が変化すると当然ながら屋外には装備がなければ出ることはできないし 、 | 食堂は閉鎖されるので配分食や備蓄食料を食べることになる 。 . | | ・ 再び 、 業務開始 。 A少佐が我々の装備を確認したくらいで 、 特に指示はなく 、 同室の他国の少佐と演習はいつ終了
「 だろうかなどという話が出るくらいの状況であった 。 ・ ここまでは 、 私の想定内であった ( 数々の失敗を繰り返し 、 迅速に対応できるようになってきた . 涙 ) 。 前回と少し 違ったのは 、 1430 、 米軍上等兵が事務所に来て 「 人具はいかがでしょうか 。 特に夜勤で現在休養中の方はどうで しょうか 」 と確認行為があったことだった 。 過去の演習時で私が見た米軍の様子は 、 3割程度不在者がいたとしても 、 気にかける様子はなく 、 特段の指示もなく 、 ただ 、 態勢を上げてたというだけのようであった 。 ( あくまで私が見た範囲 で感じたことですが . . . ・ ・ この時 、 私は 、 空自時代 ( もちろんまた航空自衛官です 。 ) の事を思い出していた 。 1人にこだわりたくはないが 、 呼 「 集後 、 1人でもいなければ規則に定められた態勢が完了しないと 、 探し回った事 、 等々 . . . ・ ふと我に返ると 、 机上のパソコンには 、 バグダッド市内で自爆攻撃が発生し 、 多数死亡の記事がでている 。 準備指
示があろうがなかろうが 、 日本のLOは常に所要の準備しているから 、 いつも通り勤務していればいいのだが 、 も し 、 私が部隊行動の指揮をとる立場ならどうするだろうか ? と 、 ほ一一んの一瞬だけ考えた振りをしました 。
バグダッド日誌 ( 2005年12月13日 )
バグダッド 日 誌 ( 12月13日 ) 0 日本語はこんなカンジ ? ・ 昼食後 、 LO6名でデザートを食べながら雑談中の会話 。 エル ・ サルバドルLOが 「 俺の名前を日本語で書いてくれ 「 よ 」 と頼んできた 。 彼の名前は
私が驚いたのは 「 令 ・ 裁何出巣 」 ( 我ながらセンスがない ) ( 力 : カザフスタン中佐 、 グ : グルジア大佐 、 ウ : ウクライナ中佐 、 ボ : ボスニア大尉 、 エ : エル ・ サルバドル中佐 、 日 : 私 ) エ : 「 これが俺の名前か 」 日 : 「 そんなカンジかな 。 発音が似てる漢字を並べただけだけど 、 難しいな 」 ・ みんなが珍しそうにのぞき込む 。 ボ : 「 日本語には3000字ぐらいあるって聞いたけど本当か ? 」 日 : 「 3000字どころか 、 もっとあると思う 。 」 ( ひらがな 、 カタナ 、 漢字を説明 ) ボ : 「 そんなにあったら 、 覚えるのも大変だろ 。 5年くらい日本に住んでも 、 日本語を読んだり 、 書いたりできそうもな
い 」 日 : 「 外国人には難しいだろうな 。 オレの子供達も未だに日本語を全部は読めないくらいだから 。 」 グ : 「 よし 、 それぞれの国の言葉で 、
の名前を書いてみよう 。 最初にオレが書く 。 」 ( 唐突に言い出し 、 書き ! 始めるが 、 ラーメン鉢の縁の絵のような妙に変な字を書いている 。 ) ・ 日 : 「 これ 、 グルジア語 ? 」 「 グ : 「 そうだ ・ ・ 」 ( しばらく書いてからおもむろに ) 「 オレから見ると日本語漢字 ) はこんなカンジに見える 」
一同納得顔 ・ ・ ・ 我々がアラビア語やロシア語を見ると記号か模様のように見えるのと同じなのだろう 。 ●男は死ぬまで年を取らない ! ・ ブルガリアLO ( 陸中佐 ) は 、 私と同じ年齢である 。 事務所の外で彼と話しをしていると 、 この寒い中ボスニアLO ( 空 大尉 ) が半袖シャツ1枚で外に出てきた 。 日 : 「 おまえ寒くないのか ? 」 ポ : 「 いいや 。 丁度いいくらいだ 。 」 ブ : 「 俺らは年なんだよ 。 」 日 : 「 そうだよな 。 年食ったよな 。 」 ( 目も見えにくくなったし 、 厄年を過ぎて本当に年を食ったと感じていた 。 ) ポ : 「 何言ってるんだ ! ボスニアでは 『 男は死ぬまで年をとらない 』 ( Men never be old ! ) という 。 年取ったな
んて言うのは 、 男じゃない ! 」 ( 真剣に語り始める ) お前は 、 空手の有段者だから 、 男なんだ ! だから 、 死ぬまで 、 「 年食ったI ' m top old ) なんて言ったらだめだ ! 」 ・ 日 : 「 ウッ … … 分かった 」 ( こいつカッコイイこと言うな … と思いながら 、 最近は年食ったという言訳を連発していた自
分を反省した 。
バスラLO日々業務報告 ( 12月13日1900 )
分
内
・
バスラ空港
1 整戒態勢
( 警戒態勢 ) :
Eg
特記事項
3 本日の業務
( 1 ) 情報要求対応
SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MND ( SE ) の将来計画 、 ED及びIDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会議への出席 : 司令部朝会議 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9認識統一会議 4 空路輸送調整
4 明日の予定
们情報要求对 、 定例情報收集 ( 2 ) 定例会議への出席 13 ) 空路輸送調整
5 その他 ( 備考 )
バスラ日誌 ( 2005年12月13日 )
| | MIND - SE管内の状況
脳
バスラ日誌 ( 12月13日 )
1 12月13日村 「 THE INDEPENCENT 」 は , 最近のバスラの英軍の状況に関し 、 次のような記事を掲載している 。
千日前 、 英軍は花をもってバスラに迎えられた 。 しかし 、 今 、 イラク第2の都市のほとんどの住民にとって 、 英軍を見か けるのは 、 彼らが3日おきぐらいに装甲車に乗って街中を通過する時だけである 。 ペレーを被った兵士による徒歩パトロー ルは 、 郊外の限られた安全地域以外では過去のものになっている 。 バスラ基地近辺の4つの基地問の日常の移動は 、 すべて ヘリコプターにより行われている 。 8Kmほどしか離れていない基地問においてでもそうである 。 英国の総領事館があるパス ラバレスとバスラ基地局のほんの短いフライトでも 、 ヘリコプターの乗刻は 、 半分開けたままの後部ハッチから滑るように 移動する市街地を監視しながら 、 機関銃を旋回させ 、 対空ミサイル対策としてフレアを発射している 。
バスラ日誌 ( 2005年12月14日 )
MND - SE管内の状況
、 バスラ日誌 ( 12月14日 ) |
1 昨日午後 、 バスラのMSRダンパで交通事故が発生し 、 4名が負傷し 、 うち1名は重傷でヘリでシャイバ張話基地内 の病誌に搬送された 。 事故を起亡したのはのコンボイであったが 、 所要の通報手続きを実施していなかった ため 、 事故発生の通報を受けた 旅団も師団司令部も 、 どのコンボイなのか掌握できず混乱したようである 。 のコンボイであればあり得るかなと思っていたが 、 コンボイであったのは置きである 。 ( )
3今日は12月14日 。 隣の日本通のアメリカ人に 「 忠臣蔵 」 って知ってるかと聞いたら 「 ? 」 と怪惑そうな顔 。 さすがに
知らないかなと思って 、 「 47人のサムライウォリアーの話だ 。 」 と言ったら 「 知ってる 。 知ってる 。 」 と周りの人に解説を 始めてしまいました 。 しかもその内容は 、 かなり正確 , 浅野内匠頭が暗殺されたと言った以外 、 間違った点はありま せんでした 。 今日の彼の決めゼリフは 、 「 日本人も黒澤明の作品を見るべきだな 。 」 でした 。 「 試山の金さん 」 とか 「 必 殺仕事人 」 、 「 暴れん坊将軍 」 だったら見てたけど … … 。 アメリカ人恐るべし 。
-
- -
バグダッド日誌 ( 2005年12月15日 )
| バグダッド 日 誌 ( 12月15日 ) |
0 イラク選挙当日のイラク陸軍司令部は 、 * ・ ハンガリー陸軍大佐は 、 NATOの枠組みでイラク陸軍の育成支援を担当している 。 彼もまもなく帰国する 。 帰国前 に是非会いたいと思っていた 。 どうせ会いに行くなら 、 イラク選挙当日の司令部の補子を見てみたいと思い 、 相手の
迷惑も顧みず 、 挨拶ついでに司令部内の案内をお願いした 。 嫌な願一つせずに 、 引き受けてくれた 。 ・ 今朝滅挙開始直後に 、 立の米国大使館の近傍にIDF ( 間接照準火器 ) 攻藤が発生し , 数名が負傷するという車案 が発生した 。 その他にも 、 ザルカウィのテロ予告等の情報もあった 。 本日 , イラク全土の警備を担任しているイラク 「 陸軍司令部内は 、 「 蜂の巣をつついたような状況 」 だろうと予想しつつ司令部の建物に向かった 。 ・ 大佐の執務室で 、 「 本日のイラクの状況は 、 10月の国民投票の時よりもか 」 と国内の状況の概要を説して頂 いた 。 その後 、 司令部内の作戦面を研修したが 、 将校と思われる数名と米国人二人が所在なげに座っている 。 彼ら の様子を見ても 、 今日のイラク国内の状況が静かであることが伺えた 。 ・
多国籍中との協同作戦とはいいつつ
のは相当大変 「 だろうと思う 。 ・ しかし 、 動しているイラク人達は徳れた様子もなく 、 対立った様子もない 。 市ヶ谷勤務特に経験した 、 イラク派
造開始当初の状況や 、 国際隊派遣 、 災害派遣等のオペレーションを行っていた時の状況と比べると 、 率直に言って 「 あれ ? こんなもの ? 」 という印象であった 。 ・ イラク国内の状況を説明してくれたボルトガルの大射は 、 「 70名程度の人数でこれだけの地域に限開するこれだ 「 けの部隊の作戦を指揮統制するのは 、 全くばかげてる 。 」 と言っていた 。 しかし 、 そう感じているのは支している側 だけなのかも知れない 。 今日を迎えるまでの警備準備の業務で 、 既に敏労感幕う彼ら支理要員に対し 、 当のイラク
軍人常はとても元気そうに見えた 。 ・ イラク陸軍の程度 、 中でも同令部内に動務する将校達の能力はよくわからないが , 今日の話と実際に見た司令部
の雰囲気からは 、 束だ厳しいものがあると感じた 。 ・ ラクにとって歴史的な日といわれる今日 、 母の巣をつついた様な状況で指揮幕僚活動をするイラク人の構を
期待していただけに肩すかしを食ったような気分だった 。 来年 、 私が帰国した後 、 今度は彼が私の職場を訪問する ことを約束して大佐と別れた 。 その時 、 今度は私の方が蜂の巣をつついたような状況になってないことを祈りたい .
バスラ日誌 ( 2005年12月15日 )
「 バスラ日誌 ( 12月15日 )
今日は 、 イラクの総選挙であった 。 12年前になるが 、 カンボジアにおいても 、 総選挙を間接的に支出する活 動に参加した 。 ポルポト派による投票所攻撃の恐れがあったにもかかわらず 、 まるでお祭りに集まったかの ように住民の請は明るく 、 炎天下に長蛇の列を作っていた 。 カンボジアにとって隠史的な日を直接見ること ができたことに感激したことを思い出した 。 今回は 、 投票所を直接見ることもできず 、 前回ほどの感激はな いが 、 イラクもカンボジアのように 、 今後安定した国になってもらいたいと思う気持ちに変わりはない 。
スミッティLO日々業務報告 ( 12月15日 )
区 分 | | 警成態勢神
変化なし
Threal Level
| 2 特記事項
特になし 。
3 本日の業務
( 1 ) 情報要求対応等 「 サマーワ市内及びルメイサ市内等の治安情報の収跡 ( 特に選挙関連 ) ( 2 ) 各種梨務調整事 ( 3 ) 各接ミーティング等
4 明日の予定
( 1 ) 増税要求対応等 ( 2 ) 各種業続調整導 3 各種ミーティング等 明日の魂 ・ 森章等の射撃 なし 。
. | 5 その他 ( 備考 )
ー
バグダッド日誌 ( 2005年12月16日 )
| バグダッド日誌 ( 12月16日 )
Q LO秘密会前に出席 ? ! ・ モンゴルLO ( 大佐 ) が私の所にコッソリ近寄ってきた 。 「 今日の夕方日本コンテナにお前を迎えに行く 。 いいか ? 」
何やら怪しい雰囲気がして 「 どうしたの ? 何かあったの ? 」 と聞いても 、 「 それは後から言う 。 夕方時間はあるか ? 」 「 いいけど … … 」 , 「 よし , 1845にお前の所に行くから 、 持っててくれ 」 ・ 約束の時間に大佐が来て 、 大佐のコンテナに連れて行かれる , ベッドと机の他は何もないコンテナに独りで住んで る 。 日本のコンテナが如何にすばらしいかこれを見ると分かる 。 「 月に2 ~ 3回 、 ここかブルガリアか 、 ポーランドLO のコンテナに集まって 、 トランプやってるんだ 。 近々ブルガリアも帰国するから 、 今日はお前を呼んだ 。 帰る前にお前 と一度ゆっくり話してみたいと言ってた 。 」 という 。 ( 40過ぎたおっさんが集まってトランプもないだろ … 「 魔法の水 」 でも出てくるのかな ? ) と湖しつつ 、 しばらくモンゴル大佐の部屋で雑談した 。 ・ ブルガリアLOのコンテナに行った 。 夜のコンテナもまた 、 ベッドの他はテレビどころか魂すらない 。 衣装ケースを テーブルにして 、 いくらかのスナック菓子とソフトドリンクが準備されていた 。 ( マジでジュースとトランプ ? ) と思いつ う 、 うれしそうに迎えてれたブルガリアLOにお礼を言う 。 「 時々夜こうして集まって 、 話ししてるんだ 。 お前もずっと
誘いたかったが 、 今日になってしまった 。 個る前にお前とゆっくり話しがしたかった 。 」 とうれしくなるようなことを言う 。 しばらくして 、 ポーランドLOも来て4人がそろった 。 ・ イラクの現状認識 、 民主化の行方等についてそれぞれが襲手なことを話すうち 、 本当にトランプが始まった 。
モンゴルポーカー 、 ブルガリアとポーランドのゲームを説明してくれるが 、 ルールがよく分からない 。 「 日本のゲーム を教えろ 。 」 と言われ 、 「 オイチョ ・ カブ 」 を説明し 、 何度かやってみた 。 「 日本人のトランプは難しい 。 」 との感想だった 。 ・ 結局 「 魔法の水 」 はなく 、 40ぎのおっさん4人 ( 3人がスキンヘッド ) が 、 コーラ片手にトラップした ( けし ) 。
なんとも面白い光景だった 。 トランプしながらも 、 イラク情勢 、 自国の歴史 、 日中韓の問点等々4人が自分の意見を それぞれ話し 、 最後はモンゴル大佐が話をまとめる 。 そんな繰り返しであっという間に時間が過ぎた 。 まじめな話し もしたが 、 最後は 「 下ネタ 」 になった 。 私が 「 この手の話しは世界共通だな 」 というと 、 ブルガリアが 「 当たり前だろ 。 世
界中のどの国にも 、 男と女しか住んでないんだから , この手の話しをしない奴はいないよ 。 」 ・ 結局 、 4時間ほど 『 LO機密会議 」 は続いた 。 彼の他には同胞も居らず 、 テレビも私もい部副でブルガリアLOは 、 体も休日もなしに約1年ここで勤務した 。 時々近所のコンテナに住むLOが集まってトランプすることが彼の一番 の楽しみだったと思うと少しかわいそうな気もする 。 ・ 3人が 「 いつか日本に行きたいが 、 日本語は難しいからお前が案内してくれ 。 」 という 。 「 旅費は自分で出すならい いよ 。 」 と言ったらとてもウケた 。 ほんとにいつか彼らが日本に来てくれたらきっと楽しいだろうと思う 。 これも , パグ ダッド動怒らではの経験かと思う 。 オッサン4人の楽しいが少し寂しい 『 Lo郷密会業 」 だった 。
バスラ日誌 ( 2005年12月16日 )
[ バスラ日誌 ( 12月16日 ) ]
1 本日の朝5時頃から吹き始めた強い風は 、 いつの間にか砂嵐へと変わっている 。 夏が主と考えていた砂
慮は冬のこの時期にも起こるようである . この影響で居住区に数量のバラボラアンテナが吹き飛ぶなどの 通信障害が出た 。
この前の砂風は 、 陸幕長がバスラに来られた時であるから 、 約4ヶ月半ぶりの事である 。 2回の投薬を 経験し 、 イラク人にもこの自分にも 、 時の流れはまさに風のようである 。
2 本日の朝会場は 、 とりあえず国民議会選挙が振率雑わってほっとしたという雰囲気であった 。
J5の担当者 ( イタリア中佐 ) も 、 「 SFがしっかり任務を達成してくれたおかげで無事終わったと 喜んでいた 。 しかしながら 、 すでに投票用紙等の回収が始まっているが 、 これが無率バグダッドに着い て 、 12月25日の予定であるが 、 選挙結果が発表されるまでは気が抜けないと話してくれた 。 「 夕金融の応においても 、 Operatlong Support の英中佐が 、 「 ISFの努力で選挙 が成功した 。 このことを機会があれば強調して話してもらいたい , ISFにさらに自信を持ってもらう ためにも 」 と述べた 。
世互
スミッティLO日々業務報告 ( 12月16日 )
| 分 Li警戒総勢約
A : Threat Level
変化なし 。
2 特記事項
特になし 。
9 本日の業務
1彬要求封市等 | サマーワ市内及びルメイサ市内等の治安情報の収集 ( 2 ) 各種業務調整等 ( 3 ) 各種ミーティング ・
4 明日の予定
( 1 ) 情報要求対応等
2 各種業務調整 ( 3 ) 各種ミーティング等
5 その他 ( 備考 )
明日の英 ・ 教車待の射撃 | hange2 0730 - 180 m ( 小文社 )
バグダッド日誌 ( 2005年12月17日 )
バグダッドL0日々業務報告 ( 12月17日1900 )
区
分
容
( 1 ) サマーワに直接影響を及ぼす各就情報
1 . 警戒装勢
| ( 2 ) イラク金域に係る資院レベル
サマーワ及びパスラ
バグダッド及びモスルー
ラマディは
2 特記平項
a 本日の業務
| 情報収集及び情報資料の送付等
4 明日の予定 | 情報収集及び連絡調整
その他 ( 備
|
「 バグダッド 日 誌 ( 12月17日 ) O LO秘密会識 ( 続 ) : ( 凡例 「 モ 」 : モンゴル大佐 、 『 ブ : ブルガリアLO 、 「 ボ 」 : ポーランドLO 、 「 日 」 : 國井 ) ・ 拝志れてみたい * 2 : 日本人の宗教って何だ ? お前は何教徒なんだ ? 日 : 一言で答えにくいけど 、 俺は無宗教だ 。 でも 、 神様はいると思うし 、 先祖は仏式で祀っている 。 日本には神道と言 「 うのがあって 、 昔からある日本の宗教だ 。 日本人の大半は神様を受け入れているが 、 神彦教徒というのはあまり
きかない 。 ブ : 神道というのは聞いたことがある 。 どんな神様なんだ ? 日 : 群しいことはよく分からないが 、 日本には800万の神様がいて 、 全てのことに感謝し 、 拝む ( 断る ) 対象になる 。 モ : 日本人は外国文化でも宗教でも何でもいいものは受け入れる 。 神道は日本文化のいい例かもしれない 。 ブ : 800万も神様がいるのか ? そんなにいたら覚えられないだろう ? 信じられない ? お前は800万全部覚えてい * るのか ? 日 : 覚える必要はない 。 全てのものに神様が宿っていると言うことなんだ 。 例えば 、 山の神 、 海の神 、 木の神等々が いて 、 全てのものに感謝しながら生活しているといったらわかるかな ? 食事の時 , 日本人は 「 いただきます 」 と
言って手を合わせるのが一般的マナーだ 。 ( 動作を加えて説明 ) キリスト教徒が食率前に新るのと似たようなも ので 、 食事ができることに感謝すると言うことだ ( 本当かな ? と思いつつ 、 自信たっぷり説明する 。 ) ブ : 食事の時に感謝するのは分かるが 、 全てに感謝するというのは 、 おかしいじゃないか 。 だったら人も神様になる
のか ? 日本人は権にも拝む ( 新る ) のか ? ・ 日 : もちろん人は神ではないが 、 自分以外の人に感謝するということはある 。 例えば催の母親は 、 お前のことを紹介
して 、 バグダッドで色々助けてもらったと言ったら 、 拝みだすかもしれない 。 ブ : フーン 、 でも拝まれたら思るな ポ : ( 突然のように ) それいいな ! じゃあ 、 お前は女房にこうやって ( 手を合わせながら ) 拝まれることがあるのか ? 自滅多にないよ 。 子供や女房に金を渡す時ぐらいかな ? ポ : 後は女房に 「 金くれ 」 と言っていつも拝んでいるけど 、 拝まれたことは全然ない 。 拝まれてみたいな 。 モ : ( 鎖きながら ) そうだな 、 何かを頼む時は 、 やっぱり女房はどっちか言うと怖いよな 。 H : そうそう 、 怖い 。 金をもらう時は特に大変だ 。 俺が動いて , もらってくる金なのに 日 : 日本人は比較的 、 女房が怖いという人は多いけど 、 お前達も怖いと思うなんてビックリした 。 2神道って便利いいな 。 ・ 彼らが神道を正しく理解したかどうか非常に狭間ではある 。 私の説明を神主さんが聞いたら怒りだすかもしれない 。 神道とは関係ないが 、 4カ国 ( この4人 ) が女房を怖いと感じていることは共通していることのようだ 。
「
.
.
.
5
バスラ日誌 ( 2005年12月17日 )
バスラ日誌 ( 12月17日 )
1本目は 、 副師団長 ( イリア陸軍准将 ) に同行し 、 サマーワを訪問した 。
移動には 、 初めて英陸軍のヘリ 、 リンクスを使用した 。 昨日になってJHFから急に 、 使用できるヘリがリンクス しかない 、 5人搭乗帯型だが4人しか乗れないので 、 一人誰か判ってくれと通報を受け 、 しかも時間変更もあって 少々バタバタした 。 米海軍の艦載ヘリを使う予定だったらしいが 、 昨日の悪天候の影響で運用できなくなったらしい 。 時間変更についても 、 我々を運び終えた後にリンクスに重要なコンボイの警戒任務があるからということであった 。 相変わらず 、 ヘリの運用は厳しい状況が続いている 。 しかし 、 JHFもJ3 Arn も 、 なんとかリクエストに応えようと 努力してくれている 。 帰隊後 、 すぐに 」 3 Avn に礼を言いに行った 。
副師団長は 、 サマーワ訪問の目的をすべて達成することができたと大満足であった 。 帰隊後すぐに副師団長に 呼ばれ 、 私まで立新な記念品を頂いてしまった 。 (
2 本日の J3 Evening Update t師団第3部夕会議 ) は 、 通常は15分ほどで終了するが久々に30分を超え緊温感 ・ 一体感ある空気に包まれた 。 当初の15分ほどで日本隊を含む各部隊が状況及び明日の活動を報告 、 次に各町 ・ 部 員がUp date 報告を行った後 、 運用延長 、 部長の顔で指導を行うという流れだが 、 1週間程前に交代し沈黙を保って いた運用班長く英 ・ 少佐 。 J3 OPsのNo . 2 。 部長がデンマーク人であるため 、 Native English Speaker としてはトッ プ ) がついに超スピードの英語で指示を飛ばし J3 Ops を持めにかかった 。 「 しく婚任する師団長は , … な人柄 。 ~ は許さない 。 よってJA OPaは他部署と連携して ~ 」 などとJ3 OP 』 の大筋の方向性を示した後 、 各班毎に現 在及びじ後予測される特性を踏まえて具体的な指示を出した 。 最後に来週第3部長が新師団長に対し実施するプ リーフィングに使用するプレゼン作成を各班に指示したが 、 まさに明解であった 。 若干1等陸尉の私が言うのは大変失礼だが 、 「 切れ者の参謀長 ( 英 ・ 大佐 ) が発案した新生J3が 、 本日 、 切れ物の 新参運用理長の手によって一つにまとまった 」 というように感じた 。
スミッティLO日々業務報告 ( 12月17日 ) ] 9
区 分 1 評成底勢等
「 変化し
Threal Level
2 特記事項
特になし 。
|
本日の業務
( 1 ) 情報要求対応等
サマーワ市内及びルメイサ市内等の活安倍和の収集 、 乗車率両事故関連 TFMの投石被害連 , 日本人 ジャーナリストの行動に関して 、 先日のサマーワ宿営地へのIDF事業関連 , メッカ巡礼関連 、 日豪共同訓賛参加 役に対する装悪事 ( 2 ) 各様に摂町屋等 ( 3 ) 各種ミーティング等 《 作报要求才行 2 ) 各種業務調整等 3 香川ミーティング等
明日の英 ・ 事業審の射撃 | Rang4 0745 - 1800 英軍 ( 小火器 )
4 明日の予定
その他 ( 備考 )
バスラ日誌 ( 2005年12月18日 )
バスラ日誌 ( 12月18日 )
1 今日18日は 、 自分の誕生日であった 。 妻も私の誕生日を忘れ 、 当の本人も忘れ 、 いつもの通り勤務していると 、
同じ部屋で勤務する英陸軍少佐に隣の部屋に来いと言われ 、 行ってみることに 。 どこからともなくJ9CME ( 旧CIMIC ) と日本隊のLOなど総勢15名程が集まってきて 、 みんなでハッピーバースデイの歌を唱っ てくれた 。 「 これまで 、 いろいろとMND ( SE ) や19の中で嫌な思いをすることもあったが 、 何とかやってきて良 かったと思う反面 、 この年になって誕生日を祝ってもらうのは 、 やや恥ずかしい思いもある 。
心のこもったお祝いに今日は久々に胸が熱くなった 。 ( しかしながら 、 髪への愛情がちょっと減ったの も事実である 。 )
鍛n
スミッティLO日々業務報告 ( 12月18日 ) |
区 分 | i 警戒態勢等
・ 変化なし
Threat Level
2 特記事項
本日午後 、 豪外務大臣がキャンプスミッティに到着 。 サマーワ市内を視察した後 、 キャンプスミッティにおいて群 長との会合があり 、 その後バグダッドへ向けヘリで出発した ( 滞在時間約4時間 ) 。
| |
本日の業務 。
( 1 ) 情報要求対応等
サマーワ市内及びルメイサ市内等の治安情報の収集 、 TFMの投石被害関連 、 日本人ジャーナリストの行動 に関して 、 日豪共同訓練参加者に対する感想等 , TFM CIMIC活動関連 ( 2 ) 各種業務調整等
郡長訪問対応 ( 豪外務大臣との会同 ) ( 3 ) 各種ミーティング等
群長と薬外務大臣との会合参加
4 明日の予定
( 1 ) 情報要求対応等 ( 2 ) 各種業務調整等 ( 3 ) 各種ミーティング等
明日の英 ・ 豪軍等の射撃 Range4 0700 - 1500 英軍 ( 小火器 )
5 その他 ( 備考 )
バグダッド日誌 ( 2005年12月19日 )
バグダッド 日 誌 ( 12月19日 )
0 日本語ワープロは面白い ・ コアリション事務所の私の視では 、 米軍関来が1台と日本のパソコン1台を使用している 。 米軍端末で各用ホ一 ムページを確認したり 、 多回東軍の各関係者にメールを打ったりしている 。 日本のパソコンを使って 、 サマーウに報
告する資料や日誌を書いている 。 ・ 私が日本語資料を作成していると 、 ボスニア ・ ヘルツェゴビナLO ( 空軍大 ) が後ろから覗き込んできた 。 「 何か用か ? 」 と聞くと 、 「 いいや 、 見てるだけ 。 日本語のレポート書いているんだろ 。 見てるから 、 続けてくれ 」 という 。 そのまま続けていると話しかけてきた 。 ( 凡例 「 ボ 」 : ボスニアLO . 「 日 」 : 日本LO ) ポ : 「 キーボードは 、 米軍端末と同じだろ ? 」 B : 「 ああ 、 だいたい同じだよ 」 ポ : 「 なんでアルファベットが日本語に変わるんだ ? 」 日 : 「 日本語のワープロソフトを使ってるんだ 」
ポ : 「 ヒラガナがカンジに変換されるんだな 。 すごいな 。 」 * 日 : 「 ああそうだよ 。 やってみるか ? 」
ポ : 「 いいのか 。 日本語はできないから 、 さわるだけット * 」 ・ 「 hta = な → 名 」 と打ち 、 「 名前 」 を意味することを説明した 。 自分でも 、 しばらくさわっていた 。 ひらがなめ
カナ 、 渕字を自在に打ち分けられる日本語ソフトは 、 アルファベットしか入力しない彼らから見て 、 すごいものらし い 。 彼はニコニコしながら 「 面白いな 」 と喜んでいた 。
0 カラオケがしたい * * ・ 先日 、 テレビを見ていると日本の音楽番組が始まった 。 番組の内容は 、 カラオケ演歌特集だった 。 色々な曲がか
かっていたが 、 演歌を聴いている内にカラオケがしたくなった 。 と言うより 、 日本のいつもの飲みに行きたくなった 。 「 日本にいる時もそんなに簡素に行っていたわけではないが 、 イラク派遣が始まった頃 、 毎日陸幕に泊まり込んで喫
不足の頭を抱えながら 、 数名で夜中にカラオケに行ったことを思い出した 。 ・ 多少忙しくても 、 電話で家族と出てもあまり感じなかったが 、 日本の演歌を聴いていて 、 そろそろ帰りたいな ・ ・ ・ と派遣以来初めて感じた 。
「 バスラLO日々業務報告 ( 12月19日1900 )
|
パスラ空清
| 1 平成態勢
( 警戒態勢 ) :
2 特記事項
・
|
| 3 本日の業務
( 1 ) 情权要求对
SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MNDISE の将来計画 、 ED及びADF関連情報 、 デ宅関連情報 ( 23 ) 定例情報収推 : ( 3 ) 定例会議への出席 : 令部朝会策 ・ タ舗 、 J2 ・ J3 ・ J9超激統一会
4 ) 空路相送離 | ( 6 ) 情報要求対応 、 定例情報収集 | ( 2 ) 定銅合強への出席 ( 3 ) 空路輸送用 …
「 明日の予定
5 その他 ( 備考 )
/ ・
『
バスラ日誌 ( 2005年12月19日 )
| MND - SE管内の状況 |
|
バスラ日誌 ( 12月19日 ) ・
1人は何かものを見る時には必ずなんらかの国見 ( 色めがね ) を通して見ます 。 「 業国人は隔気だ 。 」 とか 「 国人は 働かない 。 」 とか 「 日本人は礼儀正しくて働き者だ 。 」 とか … 。 全ての例に当てはまる訳がないのに 、 「 偏見 」 を元に 過度に一般化してものを見がちです 。 「 昨日 、 機会があって話をした英国人は 、 両親がアフリカから英国に移住 ( 亡命 ? ) してきた黒人で 、 一目見て英国人 には見えません 。 典型的なアフリカ人です 。 一般的な英国人とは異なるアクセントで英語を話し 、 箱が好きだと言う28 歳独身のシビリアン 。 仕事はいわゆる 「 賠担をやっています 。 これだけの情報だと 、 この人物をどのようにイメージで きるでしょうか ?
彼は弁博士で 、 朝6時から昼食抜きで22時頃まで毎日動務 、 我々よりもよほど危険な地域に出向いてトラブル解 決に携わり 、 戦力回復以外は休み一切無しという生活を送っているそうです 。 会話を通じて 、 彼が幅広い視野と問題 装備を持った非常に知的な人物であるという印象を持ちました 。 「 それは 、 私がこれまでしばしば外国人に対し抱き 、 バスラでの勤務を通じ強くしてきたイメージ ( 偏見 ) とは異なるも のでした 。 恥ずかしながら 、 いつしか偏見でものを見るようになっていたと 反省させられた出会いでした 。
2 報道によれば 、 エディンバラに駐屯している The Royal Scots 連隊 ( 530名 ) が 、 来年1月4日にもイラクのバスラに 報道される 。 しかし , 兵士の家族は 、 事前の通知がなかったと整りの声をあげている 。 この部隊は 、 イラクの治安部隊 の訓練を実施するために派遣される 。 英軍指揮官は 、 部隊の努力が 、 訓練任務ではなく武装勢力に対する部隊防護 に向けられていると指摘している 。 第2機甲旅団長
、 「 イラク崎軍 、 警察の能力は向上はしているが 、 期待していたほどの速度ではない 。 現在 、 英軍の40 % のみがイラク治安部隊の訓練に従事しているが 、 6ヶ月 前は 、 これが約60 % であった 」 と述べている 。
バグダッド日誌 ( 2005年12月20日 )
「 バグダッド 日 誌 ( 12月20日 ) |
10 スキンヘッド その後の状況2
・ トルコLO ( 空軍大尉 ) がスキンヘッド ( 創りあげた ) にした 。 今朝食堂で会った時 、 少し恥ずかしそうに近づいてきた 。 : 「 どうしたの 」 と聞くと 、 トルコ国内では 、 天然の場合を除き 、 スキンヘッドは禁止されているが 、 ここでは適応外であ
り 、 以前からスキンヘッドにしたいと思っていたそうである 。 私がやったのを見て 、 決心したとのことであった 。 ・ 頭の形がいいので 、 私よりずっとカッコイイ 。 コアリッション内のもう一人の 「 人工 」 スキンヘッド ( ルーマニア陸軍中
佐 ) と3人並んで写真を撮った 。 これは 、 笑える一枚になった 。 ・ 奥さんの反応を聞いてみた 。 剥る前に電話で話したら 、 『 やめろ 』 と言われたが 、 剃った後もう一度連絡したら 、 『 伸
してから帰れ 」 と言われたらしい 。 どこの家族の反応も似たようなものだ 。
0 売店で演舞 … ( ドラゴン危機一髪 ! ・ キャンプ周辺にはいくつかのPXがある 。 そのうち最も大きなものが 、 キャンプ ・ リバティにある 。 そのPXに隣接して 、 「 イラク人が土産物を売る店を出している 「 バザール 」 がある 。 ・ 昼食をたまにはいつもと違う食堂で食べようと携われて 、 キャンプ ・ リバティに出かけてゆき 、 その帰りにPKに寄っ
た 。 エル ・ サルバドルLO ( 海軍中佐 ) に 「 お前に見せたいものがある 。 」 とバザール 」 に連れて行かれた 。 ・ 彼が私に見せたかったものは 「 ヌンチャク 」 だった 。 「 お前はこれが使えるか ? 」 とブルースリーのまねをしながら 「 聞いてくる 。 子供の頃に通っていた空手道場で習ったと答えると 、 「 見せろ 」 という 。 その会話を聞いていたイラク人
の店員はすかさず私に 「 ヌンチャク 」 を手渡し 、 店内にいた米軍人達も興味ありげに寄ってきた 。 ・ 土産物として売られている 「 偽物 」 だし 、 混んでいる店内で周囲の人に怪我でもさせたら嫌だしなあ ) と思ったとこ ろに 、 「 日本人だからできるだろう 。 」 と米軍の若い兵士が絶好のタイミングで買った 。 これを言われると弱い 。 ( そも そも日本人だからヌンチャクができるというのは変な話だ 。 ) 断って 「 日本人なのにできない 」 と言われるのも痛にさ わる 。 少しだけやってみた 。 みんな興味深げにみていた 。 ・ ここで調子に乗ってしまった 。 「 こうやって振り回すだけなら 、 誰にでもできる 。 難しいのはこれを使って戦った場合 、 「 打撃した後 、 元のこの姿勢に戻るのが大変なんだ 。 これは偽物で短すぎるから使い物にならない 。 」 と講釈をたれた 。 ・ 私がやって見せたことで 、 米兵達が自分もやってみようとヌンチャク手にしていたが 、 この一言の後 、 一斉に元に
戻し始めた 。 ニコニコしながら見ていたイラク人の店員が何か言う前に 、 店を離れた 。 まさに 「 危機一髪 」 だった 。
・
バスラLO日々業務報告 ( 12月20日 1900 )
分
バスラ空港
1勤戒態勢
警戒態勢 ) :
2 特記事項
Eg | |
3 本日の業務
( 1 ) 情報要求対応
| SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MND ( SE ) の将来計画 、 ED及びDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会議への出席 : 司令部朝会激 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9認識統一会議 ( 4 ) 空路輸送調整
4 明日の予定
( 1 ) 情報要求対応 、 定例情報収集 ( 2 ) 定例会議への出席 } ( 3 ) 空路輸送調整
5 その他 ( 備考 )
バスラ日誌 ( 2005年12月20日 )
2の法則 」
| MND - SE管内の状況
|
バスラ日誌 ( 12月20日 )
1師団の幕僚長 ( 英大佐 ) は 、 11月10日に着任以来 、 いろいろと外面的 、 内面的改善を行っている 。 本日の朝会議 において 、 幕僚長は 、 「 明日初めて新師団長を朝会議に迎えるが 、 明日から朝会議の席次を変更し 、 師団長が質問し やすいように 、 主要なスタッフは師団長により近いところに座ることにする 。 明日の朝までには 、 Jaが席次表を作って おく 」 と 、 また 、 急な変更指示を出した 。 この幕僚長は 、 12月31日に帰国し 、 准将になるためのコースに入るらしい 。 まだ 、 10日間ある 。 まだ 、 何かあるかも知れない 。 嵐のように司令部内を改善して ( 引っかき回して ? ) の帰国だな とイタリアLoと話している 。 確かによくなったところもあるのは事実である 。
――
―
バグダッド日誌 ( 2005年12月21日 )
TATIE
バグダッドLO日々業務報告 ( 12月21日1900 )
業務報告 ( 2月21日100
● ]
区分
|
( 1 ) サマーウに直接影響を及ぼす脅威情報
| 1 警戒態勢等 ・ | ( 2 ) イラク全域に係る脅威レベル
| サマーワ及びバスラは 、 バグダッド及びモスルは
ラマディは
2 特記事項
「 情報収集及び情報資料の送付等
| 3 本日の業務
「 情報収集及び連絡調整 、
4 明日の予定
5 、 その他 ( 備 「 考 )
バグダッド 日 誌 ( 12月21日 )
O Happy Birthday COL Tartar ・ コアリッション事務所長 ( 伊空軍准将 ) のサマーワ訪問が再々延期になった 。 20日現在 、 航空機の取得ができない ためであるが 、
はじめコアリッションのスタッフ一同恐縮しながら 、 私に 「 ゴメンナサイ 」 を繰り返す 。 誰 が悪いわけでもないので 、 「 気にしないでください 。 」 と答えている 。 ・ 今朝 、 事務所に行くと が 我々の部屋に入ってきた 。 次回訪問の調整をした 。 話が一段落したところで 、
大佐が 「 実はこれは秘密の話しだが ・ ・ ・ 」 と切り出した 。 ( 何の話かな ? ) と思って聞いてみると 、 今日は 、 大佐の18回目 ( 大佐自称 ) の誕生日だという 。 ( 時計は30年つかってるんじゃなかった ? ) ・ 「 それは秘密の話なんですか ? 」 と聞くと 、 「 ああ 、 秘密だ 。 」 という 。 私は 「 分かりました 。 この部屋の中だけの秘密 ・ と言うことにしましょう 。 」 といって 、 すぐに部屋にいる他のLO全員に 「 今日は大佐の18才の誕生日だが 、 これは
秘密なので 、 部屋の外では言うな 。 」 と紹介した 。 ・ みんなで 「 おめでとう 」 と祝福した 。 すると 、 既に何人かは知っていた 。 どこが秘密なんだよ ? ! ) エル ・ サルバド
ルLO ( 海軍中佐 ) は 、 既に今日の夜 、 会食を計画していた 。 ・ それぞれが自分の机に戻って仕事を始めると 、 大佐がまた近寄ってくる 。 「 もう一つ秘密の話がある 。 」 という 。 「 何でしょう ? 」 と私 。 「 この時計はな ・ ・ ・ 」 と始まった 。 ( 出た 〜 ! もう何回聞いたか分からない … … … ) 今日は 、 気分が良かったのか 、 ヤマハのポート 、 ヤンマーのトラクターと話が続き 、 「 日本製品がなぜこんなに性能 がいいのかその 『 秘密を教えろ 」 と最後まで話が進んだ 。 「 その秘密は 『 本当の秘密 』 だから言えない 。 」 と答えた 。
10 スシ食いたい ! : :
・ コアリッション事務所長の発案で 、 22日に各国の食べ物を持ち寄って 、 パーティが計画されている 。 准将自らイタ 「 リアの手料理を作るといって張り切っている 。 ・ ・ 今朝 、 進将と事務所前で行き会った 。 LO達も数名集まっている 。 准将が 「 22日はスシが出るんだろ ? ここにいる
みんなが楽しみにしているぞ 」 と書われた 。 ( 新鮮な魚がないのにどうやって寿司を作れと言うの ? ) と思いつつ 、 L * 0滝に向かって 「 お前達 、 スシ食いたいのか ? 」 と聞くと 、 一同そろって 「 食べた ~ い 」 と脳天気な答え 。 「 よし 、 分かっ
た 。 食わしてやる 。 」 というと 、 LO達は単純に喜んでいる 。 さすがに准将は 、 「 どうやって作るんだ ? 」 と心配顔で聞 いてくる 。 「 明日は朝から 、 みんなでここの池で鯉釣しましょう 。 それでスシ作りますよ 。 」 ・ これを聞いたLO達 「 エッ ! ここの魚で作るの ? 」 、 「 他にどこに生きた魚がいる ? 」 と私 。 准将が 「 ここのは生では食
えんだろう 。 」 、 「 もちろんです 。 」 と私 。 「 みんなが食べて 、 我々日本人は食べないですよ 。 ここではスシは無理だって いつも言ってるのに 、 わがまま言うから 、 1回食べれてみればいいでしょう 。 」 みんなおとなしくなった 。
バスラ日誌 ( 2005年12月21日 )
・ バスラ日誌 ( 12月21日 ) |
1 昨日 , 12月20日 ( 火 ) 1700 、 師団の指揮が
から
へと引き継がれ 、 新師団長が指揮転 | 移15分後の師団電話会議において初心表明をされた 。 その態度 ・ 話し方に作戦室にいた司令部要員と同様に日本 「 人の私も一瞬心を奪われそうになった ( 当然ながらいつでも心は日本隊にあり ! ) 。 男気滋れる初心表明であった 。 これ で役者 ( 運用班長 : 英少佐 - 参謀長 : 英大佐 - 師団長 : 英少将 ) が揃い . 3 OPs から師団長までのチェーン は 、 私のバスラ勤務間で最も強いものになったように感じている 。 初心表明のうち 、 新師団長が掲げる優先順位は以下の通り 。
※ 初心表明の詳細及び上記和訳文については 、 群本部通訳が作成した 「 12月20日のMND ( SE ) 電話会議内容 」 をご 覧下さい 。
留郡五
スミッティLO日々業務報告 ( 12月21日 )
区 分 | 1 警戒態勢等
変化なし
Threat Level
2 特記事項
本日午前中 、 サマーワ市内において英単パトロールが何者かに手榴弾を投げられた 。 負傷者はなし 。
| | 3 本日の業務
( 1 ) 情報要求対応等
サマーワ市内及びルメイサ市内等の治安情報の収集 ( デモ情報 ) 、 英軍パトロールへの手榴弾攻撃 、 TFMの 投石被害関連 、 日本人ジャーナリストの行動に関して ( 2 ) 各種業務調整等
23日のスポーツ交流行事関連 ( サマーワ宿営地 ) 、 申し送り資料の作成 ・ ( 3 ) 各猛ミーティング等
英章 ・ 豪軍作戦会議参加
「 明日の予定
( 1 ) 情報要求对应等 ( 2 ) 各種業務調整等 ( 3 ) 各種ミーティング等
明日の英 ・ 豪軍等の射撃 Range4 0700 - 1800 AMTG - 2 ( 小火器 )
5
その他 ( 備考 )
バグダッド日誌 ( 2005年12月22日 )
| バグダッド 日 誌 ( 12月22日 ) | |
0 免許証で ・ 基地内の施設 ( パレス 、 食堂 、 ジム 、 各事務所等 ) に入るには 、 通常米軍が発行している身分証の提示が求められ
る 。 警備が厳しくなったり 、 警備部隊が交代した後などは 、 各国の身分証 ( 自衛官証明証 ) の提示を求められること もある 。 * 朝 、 事務所に行くと数名のLOが集まって話している 。 怒っているようなので 、 理由を聞いてみた 。 某LO1は 、 「 今 朝食堂に入る際 、 自国の身分証の提示を求められたが携行していないと答えたら 、 入れない 。 」 と言われたといって
怒っている 。 ・ 別の基SLO2はそもそも身分証がないという 。 何のために米軍発行の身分証を持っているのか ? 俺の国の身分
証を米軍は見たこともないのに 、 何で識別できるんだ ? そもそも読めるのか ? 等々と東欧の国のLO達が怒って いる 。 ・ 自衛官証明証を見せろと言われ 、 何の疑問もなく見せていたが 、 言われてみればその通りだ 。 米兵に我々の身分
証が競別できるわけがない 。 日本のはまだ英語が併記されているから 、 読むことはできるだろうが 、 その真選を確 認することは不可能だろう 。 ロシア語が読めない米兵に 、 東欧の国の身分証が識別できるはずもない 。 ・ 某LO1は 「 そもそもあいつらは俺の国の名前を知らない 。 どこにあるかもどんな国なのかも知らない 。 何でそんな
奴らに催の国の身分証を見せる必要があるんだ 。 あいつらは俺たちを馬鹿にしている 。 」 と怒りが収まらない 。 ・ 私 : 「 そんなに怒ってないで 、 免許証でも見せとけばいいじゃない 。 」 基LO1 : 「 そうだな 、 それいいアイデアだ 。 」 ( 満足げ ) 私 : 「 そうそう 、 それで見分けられれば 、 たいしたもんだとほめてやればいいよ 。 」 LO2 : 「 どうしよう … … 俺 、 国際免許証しかない … … 」 これ以上はかまわず 、 みんな札に戻っていった 。
|
Happy Birthday
その2 ) . ・ 昨夜 、 エル ・ サルバドルLOが計画した会食が予定通り実施された 。 ・ 会食の最後に参加者それぞれが自国の言葉です Happy Birthday 」 の歌を歌った 。 10数カ国語で同じ歌を歌うと いうのは初めての経験だった 。 大佐もとても喜んで上機嫌だった 。 誰彼かまわず 「 この時計は … … 」 を連発していた 。
バスラLO日々業務報告 ( 12月22日1900 )
区
分 .
バスラ空港
1 警戒態勢
( 警戒態勢 ) :
2 特記事項
本日の業務
( 1 ) 情報要求対応
SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MINDISE の将来計画 、 ED及びIDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : 3 ) 定例会議への出席 : 司令部朝会議 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9認識統一会議 ( 4 ) 空路輸送體整
情報要求对农 、 定例情報收集 ( 2 ) ・ 定例会議への出席 [ 3 ] 空路輸送調程
14 明日の予定
5 その他 ( 備考 )
バグダッド日誌 ( 2005年12月23日 )
バグダッドLO日々業務報告 ( 12月23日1900 )
区
分
( 1 ) サマーワに直接影響を及ぼす脅威情報
1 警戒態勢等 | ( 2 ) イラク全域に係る脅威レベル
サマーワ及びパスラは 、 バグダッド及びモスルは
ラマディは
2 特記事項
情報收集及V連結调起
3 本日の業務
情報収集及び連絡調整
4 明日の予定
その他 ( 備
バグダッド 日 誌 ( 12月23日 )
0 コアリッション ・ クリスマス ・ コアリッション事務所長 ( 伊空准将 ) の発案で計画されたコアリッション ・ クリスマスが実施された 。 准将は自らイタ アン ・ パスタを料理された 。 我々も 「 ちらし寿司 」 を提供した 。 このほか 、 ヨルダン 、 イラク 、 韓国 、 ルーマニアく確認で
きたもののみ ) の他 、 各国の料理がテーブルの上に 、 所狭しと並べられた 。 ・ 日 「 スシ食わせろ 」 とうるさいLO遣に 「 ちらし寿司 」 を説明した 。 彼らの 「 スシ 」 のイメージは 、 「 にぎり寿司 」 である 。
従って 、 「 ちらし寿司 」 の第一印象は 、 「 何これ … ? 」 という感じだった 。 「 寿司 」 について 、 一通りの説明をし 、 油揚げ ( 追送品 ) に詰めて 「 いなり寿司 」 を作って食べてみせた 。 ・ 准将手作りのバスタもとても美味しく 、 准将に 「 美味しいです 」 と言うと 、 「 日本の 『 スシもすばらしい 」 との感想をい 「 ただいた 。 LO達の評価も上々で 、 最初こわごわ突いていた者達も 、 「 ウマイ 」 を連発していた 。 ・ ・ 日本人5人は 、 全員陸幕から送っていただいた 「 はっぴ 」 を来て出席した 。 こちらも好評で 「 ジャパニーズ ・ キモノ 」 を
着て 、 「 サムライ 」 になったつもりの外人が記念写真を撮り合っていた 。 彼らにとって 、 「 サムライ 」 のイメージは目が つり上がっているらしく 、 准将も目をつり上げて 「 ポーズをとっていた 。 ・ 最後に 、 英語 ( ? ) らしき歌詞カードが配られて 、 だれも意味も曲名も知らない 「 ラテン語 」 のミサのような歌を全員 で合唱した 。 記憶に残るインターナショナルなクリスマスだった 。
つものように情報資料の発注 。 といい整理整頃 、 しまい
o 「 ドッグ アンド ポニーショウ 」 ? ・ 先日 、 多国籍軍情報部の事務所で 、 いつものように情報資料の確認をしていると 、 チーフのA中佐 ( 米軍 ) がやっ てきて 、 「 実は明日 、 中将がこの部屋に来られることになったんだ 。 」 と言い出した 。
といえ は , MNCI ( 多国籍軍団 ) の司令官ではないか ! ) と思いつつ自衛官らしい返答をした 。 「 整理整頓 、 どうしましょう か ? 」 するとA中佐は 「 点検じゃないんだ 。 普通でいいから 。 」 、 「 そうですか . . 」 と話しつつ 「 やっぱり . . 予想通りだ . . . 」 と内心思った 。 ・ A中佐は続けて 「 俺も含めて米軍はいつもリラックスしてるだろ 。 けれども明日は 『 ドッグ アンド ポニー ショー 』 に なるだろうな 。 」 と言う 。 「 犬って 、 なんですか ? ? 」 と私 。 「 犬とかさ 、 ポニーとかさ 、 サーカスで走り回ってるだろ 。 さ すがに米軍も中将が来られるということは 、 がいうように 、 準備で将兵は走り回ることになるだろう 。 それをス ラングでそういうんだ 。 」 と教えてくれた 。 ・ なるほど . . と思いつつ 、 きっと何かもっと別の意味もあるだろうな . . ) とも考えつつ 、 「 はい 、 分かりました ! 」 と 、 元 . 気よく返事をした 。 当日 、 米軍人達が犬や馬のように走り回るのを楽しみにしよう …
バスラ日誌 ( 2005年12月23日 )
バスラ日誌 ( 12月23日 )
| 1 我々の宿舎の前には 、 派手なクリスマス用の飾り付けがしてある 。 食堂にも大きなクリスマスツリーが置か
れている 。 そして 、 明日からクリスマス関連の行事が始まる 。 本日の朝会議において 、 師団長は 、 「 クリスマスでは あるが 、 我々は作戦を実行中である 。 そのことを忘れないようにせよ 」 と浮かれないように釘を刺された 。
2 J1 / J4部長 ( オーストラリア中佐 ) は 、 私にクリスマスプレゼントを準備しているという 。 明日 、 それを渡すが 、 25日 の朝までは開けないようにと付け加えた 。 まるで 、 玉手箱のようだなと思い 、 浦島太郎の話を紹介した 。 25日の朝 まで待てるかどうか心配である 。 (
|
| スミッティLO日々業務報告 ( 12月23日 ) ]
容
区 分 ・ f1 警戒態勢等
内 Threat Level
変化
2 特記事項
本日 、 サマーワ宿営地で日本隊とTFMとのスポーツ交流行事が行われた 。
| | 3 本日の業務
( 1 ) 情報要求対応等 | ( 2 ) 各種業務調整等
スポーツ交流行事関連サマーワ宿営地 ) 、 申し送り資料の作成 ( 3 ) 各種ミーティング等
スポーツ交流行事参加
( 1 ) 情報要求対応等 4 明日の予定 ( 2 ) 各種業務調整等 .
( 3 ) 各種ミーティング等
明日の英 ・ 豪演等の射撃 5 その他 ( 備考 ) | Range4 0800 - 2200 AMTG - 2 ( 小火器 、 GUN )
バグダッド日誌 ( 2005年12月24日 )
合会 )
バグダッドLO日々業務報告 ( 12月24日1900 )
区
分
内 -
( 1 ) サマーワに直接影響を及ぼす脅威情報
, | | i 1 . 賛戒態勢等
( 2 ) イラク全域に係る脅威レベル
サマーワ及びバスラは 、 バグダッド及びモスルは
ラマディは
2
特記事項
|
情報収集及び情報資料の送付等
3 本日の業務
「 情報収集及び連絡調整
4 明日の予定
5
その他 ( 備
無
(
バグダッド 日 誌 ( 12月24日 )
|
| li
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ードで 、 立ったまま雑談陸上洛時間でも待つのさ 。 命令だから 、 皆 、 結構楽しんでいたが
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ーー
・ ・ - 1
… .
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・ ・ ・ … … ・ ・ ーー ・ ・
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ャー . … … . - -
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● 「 ドッグ アンド ポニー ショウ 」 !
の職場訪問当日は 、 朝から職場の皆で 、 「 何があるのかなあ ? 」 などと話すが 、 米軍以外の職場の 各国将校達は初めての経験で 、 何が起こるか全く予想がつかない状況だった 。 米軍に聞くと 「 アメリカン ・ ウェイだよ 。 とウィンク 。 」 その時になれば分かるということらしい 。 . . ・ 予定の1100になった 。 事務室 ( 結構広いです 。 ) に情報部の他のオフィスの将兵も集まり 、 相当な人数となった 。
全員 、 リラックスムードで 、 立ったまま雑談をしている 。 1105 、 誰からともなく 、 「 大体 、 上の人が来る時は遅れ気味 だよね 。 」 などと話が始まった 。 けれども 「 軍人は何時間でも待つのさ 。 命令だから 。 」 とのことで 、 これは世界中どこ でも一緒のようである 。 1130 。 相変わらず皆で雑談 。 普段は見ない顔もかなりあるので 、 皆 、 結構楽しんでいたが 、
中には 「 キャンセルだよ ! 」 という軍曹もいた 。 … ・ 1145遂に 、 ある兵士が 「 来たよ ! 」 と飛び込んできた 。 皆一斉に姿勢を正した 。
の登場である 。 今ま で米軍新聞 、 雑誌で兵士を激励 、 表彰しているところはおなじみであるが , 実際に間近で会うのは初めてであり 、 昔 やや緊張して迎えた 。 司令官は 、 親しみやすい顔立ちにがっちりした体躯である 。 開口一番 、 「 楽に聞いてくれ 」 と皆 を休ませた 。 以下 、 コメント ( 要約 ) ・ 今年も1月の選挙 、 10月の国民投票 、 12月の選挙と順調にイラクも進展してきた 。 各地で戦闘が続いてきたが 我々は勝利している 。
ところで 、 皆 、 マーシャルプランを知っているよな ? 先の第二次世界大戦後ドイツは復興し 、 経済を発展させた 。 私
の 方を見ながら 、 日本も第二次世界大戦後 、 素晴らしい発展をした 。 私は軍人だから政治的な話はしな いけれども 、 イラクも日本 、 ドイツのように発展してほしいと思っている 。 . * また 、 多国籍軍として 、 ヨーロッパの国々 、 韓国等 、 復興支援として日本もイラクに来ている 。 個人的にはこの戦い は短期的なものではないと考えるし 、 みんな ( アメリカ以外の国々 ) も15年くらいはいて欲しいよな ? →米軍兵士の 同意の声 ( 究課 ? ? )
最後に 、 情報はいうまでもなく我軍において重要なものである 。 いくら巡航ミサイル等があっても 、 情報がなければ 戦闘はできない 。 ここに多数の情報勤務者がいるが 、 私は人数では評価しない 。 この多数の将兵が 、 衛星情報 、 公 刊情報 、 ヒューミント情報等 、 各分野で分析し 、 インフォメーションからインテリジェンスにするから 、 我軍は戦闘でき
るのである 。 皆 、 がんばってくれ 。 ・ その後は 、
司令官と写真を撮りたい人は 、 写真を撮ったりした 。 同令官は男性兵士だとすぐに体 を思いきりたたき 、 「 アーユー レディ ? 」 と声をかけていた 。 期待した米軍将校のバタバタは見られなかった 。 やはり 「 アメリカン ・ ウェイ 」 だった 。
バスラ日誌 ( 2005年12月24日 )
バスラ日誌 ( 12月24日 ) ・
1 明日の朝の630から 、 「 GUNFIRE 」 と呼ばれる行事が行われる 。 これは 、 クリスマスの朝に行われる英陸軍の伝統 行事で 、 将校が各宿舎を回って 、 ラム酒を少々加えた紅茶 ( これをGUNFIREと呼ぶ ) を下士官以下にふるまうもので ある 。 我々将校も頂けるのかどうかは確認していない 。 この日は 、 ゲートの警備も将校が代わりに就くことになって いる 。 明日のこのGUNFIREを手伝うことができる将校の募集も行われている 。
2 本日午前中 、 ある会議を傍聴した 。 計画等に関し師団長が指導を始められていて 、 いろいろと見直しを求められて いるようである 。 最後のスライドには 、 大きな 「 AOB 」 という文字があるだけであった 。 このスライドの下で行われた のは 、 ほとんどが幕僚長による総括であった 。 では 、 「 AOB 」 は何の略語なんだろうと気になって仕方がなかっ た 。 会議終了後 、 担当に質問した 。 なんと 、 Any Other Business ( その他 ) であった 。 最後まで 、 路語 ( 頭字語 ) には悩まされそうである 。 (
スミッティLO日々業務報告 ( 12月24日 ) .
区
分
内
11 菅成態勢等
変化なし 。
Threat Level
2 特記事項
特になし 。
ーーーーーート
3 本日の業務
の飛 | |
( 1 ) 情報要求対応等 サマーワ市内及びルメイサ市内等の治安情報の収集 ( デモ情報 ) 、 県評議会ミーティングに関して
参加 ) 、 明日以降のTFMパトロールに関して 、 豪連邦総督訪問に関して等 ( 2 ) 各種業務調整等
24日のTFMとの交流行率関連 ( キャンプスミッティ ) 、 POLAD会同に関して 、 EOD会同に関して 行経路変更に関して等 ( 3 ) 各種ミーティング等
英軍 ・ 豪軍作戦会議参加 情報要求对店等 ( 2 ) 各種業務調整等 ・ ( 3 ) 各種ミーティング等
明日の英 ・ 豪軍等の射撃 | なし 。
| | 4
明日の予定
5 その他 ( 備考 )
バグダッド日誌 ( 2005年12月25日 )
*
バグダッドLO日々業務報告 ( 12月25日1900 )
区
分
( 1 ) サマーワに直接影響を及ぼす脅威情報
| | 警戒態勢等
( 2 ) イラク全域に係る脅威レベル
サマーワ及びバスラは 、 バグダッド及びモスルは
ラマディは
,
r ,
なし
2 特記事項
情報収集及び連絡調整
3 本日の業務
情報収集及び連絡掲整
4 明日の予定
一
「
「 な
・
5
その他 ( 備
バグダッド 日 誌 ( 12月25日 )
● 戦場のメリー ・ リスマス ! ? ・ 我々にとって 、 海外で迎える初めての年末年始である 。 特に未だテロや 、 自爆攻撃等が継続する状況下において 、
米軍等キリスト教徒が大半を占めるイラク国内の基地で迎えるクリスマスは 、 もう二度とないと思う 。 * 毎朝の作戦会議は 、
・ 国民選挙が終了したが 、 その後も開票情報に伴い不安定な状況が続き 、 司令官が朝の作戦会議に出席 されないことも多くなった 。 先日の23日の作戦会議では 、 報告が終了した後 、 「 司令官コメント 」 というスライドが表 示され 、 司令官がコメントされるが 、 この日は 『 サンタのコメント 」 というスライドが表示されるとともに 、 カメラにサンタ が大写しになった 。 サンタに扮した誰かが真面目にコメントし始めた 。 では将兵が大喜びしていた 。 このサン
女は誰だろうと思って 、 周りに聞いてみたが返ってきた答えは 「 サンタはサンタだよ 。 」 みんな状況に入っていた 。 ・ 24日の作戦会議でのこと 、 ( 今日もきっと何かあるだろう ) と楽しみにして参加した 。 報告の最後に 、 その日一日の
司令官の予定が報告されるが 、 「 今日はサンタが訪問します 。 」 と真面目に報告された 。 渋い顔していた司令官が二 の時は 「 ニヤッ 」 と笑っていた 。 ・ ・ 日本での私の一般的なクリスマスの過ごし方は 、 24日の夜大騒ぎをしていた 。 多くの日本人は同じようなものだと
思う 。 当然かもしれないが 、 彼らは24日よりも25日を大切にしているようである 。 25日は 、 教会で45分程度のミサ が繰り返し実施され 、 それぞれに多くの将兵が参加している 。 勝手が分からずただそこにいたというだけだったが 、 私もクリスマス ・ ミサというものに生まれて初めて参加した 。 米軍等の各種行事は自衛隊のそれに比べると全てブラ ンクに行われるが 、 教会での彼らの様子は 、 自衛隊の各種行事と同様まさに 「 神妙な 」 様子が印象的だった 。 ・ 食堂内の様子も 、 24日の夕食時などは 、 ( 楽しみにしていた分 ) 「 こんなもの ・ ・ ? 」 という印象だった 。 一観て 、 25日は 、 聖歌隊が賛美歌を歌い 、 サンタクロースが登場し 、 ケーキ等の飾りが並び 、 nonアルコールのワインが配 られる等 、 食堂内は我々のイメージどおりの雰囲気になった 。 ・ アメリカ在住の子供達からのクリスマスカードが食堂入口で配られていた 。 私も一枚もらった 。 12歳の女の子から の手紙だった 。 イラクにいる将兵の日々を心配し 、 感謝し 、 誇りに思っていることが丁寧な字で書かれていた 。 読ん でいて感動し 、 チョット漠腺がゆるんだ 。 ( 日本人の中年オヤジから返事が来たら嫌がるだろうか … … ? ) と心配しつつも 、 少し敬虔な気持ちになって返事 を書こうと思う 。 . .
バスラ日誌 ( 2005年12月25日 )
バスラ日誌 ( 12月25日 )
1 本日0640予定通り 、 GUNFIRE ( 紅茶 ) とともにサンタクロースの訪問を受けた 。 なお 、 オーストラリアの中佐から のクリスマスプレゼントは 、 メッセージとミュージック付きのコアラのぬいぐるみであった 。
2 本日の司令部は必要最小限の機能を残すのみで今までになく非常に静かである 。 私の勤務する 3 OPs 作戦室 「 では通常40名 ( 日本人2名 ) ほどの要員が勤務しているが 、 1700現在勤務者は私を含め4名である 。
3 私はサンタクロースの訪問を受けていない 。 いや 、 「 私にサンタクロース訪問の記憶は無い 」 といった方が正しいか
しれない 。 以前 、 夜中にIDFを受けて周りが大騒ぎしていたのにも気付かず寝ていたくらいだから 、 サンタクロース の格好をした軍人に朝ドアを開けられて大きな声で 「 メリークリスマス 」 とかなんとか叫ばれたのかもしれないが 、 そん な記憶は無い 。 GUNFIREではなくMGFIREかRocket - FIREぐらいならよかったのに . … .
- スミッティLO日々業務報告 ( 12月25日 )
・
容
区 分 | 1 警戒態勢等
内 Threat Level
|
変化なし
| Threal Level
2 特記事項
本日 、 オーストラリア導邦総督がキャンプスミッティを訪問した ( 1000 ~ 1600の間 ) 。
3 本日の業務
( 1 ) 情報要求対応等
サマーワ市内及びルメイサ市内等の治安情報の収集 ( デモ情報 ) 、 県評議会ミーティングに関して ( ブラックマ II ン大佐参加 ) 、 TFMパトロールに関して 、 豪連邦総督訪問に関して ・ ( 2 ) 各種業務調整等 「 郡長訪問対応 ( 3 ) 各種ミーティング等
英軍 ・ 軍作戦会議参加
4 明日の予定
( 1 ) 情報要求対応等 ( 2 ) 各種業務調整等 ( 3 ) 各種ミーティング等
5 . その他 ( 備考 )
明日の英 ・ 豪軍等の射撃 なし 。
バグダッド日誌 ( 2005年12月26日 )
バグダッド 日 誌 ( 12月26日 )
0戦場のメリークリスマス ! ・ そろそろ 、 クリスマスが近づいてきたある日 、 チーフのA少佐 ( 米軍 ) が 、 「 クリスマスもあるし 、 自分の部隊に行くの 「 は構わないから 、 というより 、 サマーワに行ったほうがLM んじゃないか ? 」 と大変 、 ありがたい話をもってきてくれた 。 ・ しかし 、 LO理の限られた勢力と 、 最近のヘリの運航状況が厳しいところから 「 少佐 、 大変ありがたいのですが 、 「 多分行けないと思います 。 」 と返答した 。 少佐は 「 エストニアのR大尉は 、 1週間ジグダッド北部 ) の部隊に行っ てるんだゾ 。 多分遊んで 、 ラックスしてくるよ 。 」 などと言う 。 成かに米軍はクリスマスムードもあり 、 キャンプ内にも 飾りつけが目立ってきている 。 私も 、 戦場のメリークリスマスとなぜかビートたけしを思いしながら 「 そうなんです か . . . 」 と言葉を交わした 。 ・ きて 、 数日後R大討が帰ってきた 。 「 リラックスしてきた ? 」 と声をかけると 、 彼はこう言った 。 「 死した兵士の追悼
をしてきたんだ 。 ほとんどの将兵は泣いたよ . . ・ エストニア陸軍は派遣以来 、 2名の兵士を失っている 。 R大附のデスクの前にも 、 その異士の写真が貼ってあるこ
とを思い出した 。 クリスマスと製薬が交替した一瞬だった 。 ● 日本人を知らないの ? ! ・ 少し前の話しになるが 、 いつものように他国のLO数名と昼食をとっていた 。 そろそろ食事も終わり 、 席を立ちかけ ていた 。 すると 、 米軍 ( 少佐 ) が ヤア ! ヤア ! 皆さん ! 」 という感じで 、 我々のいるテーブルに座った 。 ( 進の知り合いかな ? ) と思っていたら ( 後で聞くとLO全員が同じことを思っていた 。 ) 、 一人一人に話しかけ始めた 。 ・ 「 あなたは , 00国人ですよね 。 OO国と言えば , x x が有名ですよね ? 」 とか 、 「 あなたは 、 AA国からこられた のですか ? AA国は 、 ~ ~ 西も使いますよね ? 」 等々 、 各国の特徴的なことを質問しながら , 一人で話して一人で 、 盛り上がっている 。 何となくく変なカンジ … … ) という雰囲気が導い始めた 。 既に帰国したが 、 ブルガリアLo ( 中佐 ) が 「 色々な国のことに詳しいね ? 」 とややしらけた感じでお愛想を言った 。 ・ 次に彼が腐しかけたのは 、 私だった 。 「 あなたはどこの国の人 ? 」 筆外な貫間と思いつつ ) 「 日本人だよ 」 と答えよ 「 うとしたら , LO違が声をそろえて 「 彼は日本人だよ ! 」 と答えてくれた 。 カザフスタンLO ( 空中佐 ) は 、 「 米軍にも 、 日
本人を知らない奴がいるのか ? 」 と少し怒ったように言う 。 当の米軍人は 、 「 まだ 、 ここに来たばかりで … … 」 と言訳 のように言っていた 。 ・ さっきぼめたブルリアLoが 「 行くぞ 」 と言ったのを合図にみんな席を立った 。 米軍人は 「 TOKYOは … … 」 と何か
言い始めたが 、 みんな無視するように歩いていった 。 私も 、 とりあえず 、 みんなについて行った 。 ・ 食置を出ると 、 他国のLO達が 「 米軍のくせに 、 日本の国旗を知らないなんて 、 あいつはチョットおかしいな ? 止 「 言ってくれたことがとてもうれしかった 。
バスラLの日々業務報告 ( 12月26日1900 )
・
・
| バスラ空湯
1 当成器製
( 警戒態勢 ) :
2 特記事項
| S3
| | 3 本日の業務
1 ) 情報要求対応
SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MND ( SE ) の将来計属 、 ED & VIDF関連情報 、 デモ関連情報等 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会への出席 : 司令部朝会組 ・ タ会謝 、 J2 ・ J3 ・ JO認識純一会論 | A ) 空制器開發 H : 情報要求对 , 定例件收纳 ( 2 ) 定例会への出席 ( 3 ) 空路輸送調整
| 4
明日の予定
5
その他 (
略 )
18
、
バスラ日誌 ( 2005年12月26日 )
MND - SE管内の状況
バスラ日誌 ( 12月26日 )
| 1師団司令部の玄関ホールに 、 いろいろなポスターや写真が掲示されている 。 その中に 、 Psy Opsが作成した 「 石を 「 投げるな 」 という2種類のポスターがある 。 「 ひとつのポスターには 、 右手に何かを想って投げようとしている子供の写真が2枚掲載されている 。 その下に 、 「 あ なたは 、 石と手指導の見分けができますか ? 」 「 できないでしょう 。 MNFの兵士もできないんです 」 「 危険を買さない で 」 「 兵士に投石しないで 」 「 あなたの子供に安全を 」 と書かれている 。 「 もうひとつには 、 子供が石を投げようとしている写真が1枚掲載されている 。 その下に 、 「 面白そうに見えるけど 、 大 変危険な遊びです ! 」 「 MNFの兵士がこれを見たら 、 周時に反応します 」 「 命がけで遊ばないで ! 」 とある 。
バグダッド日誌 ( 2005年12月27日 )
バグダッドLO日々業務報告 ( 12月27日1900 )
区
分
( 1 ) サマーフに直接影響を及ぼす脅威情報
書戒態勢等
| ( 2 ) イラク全球に係るQ戒レベル
サマーワ及びバスラ
バグダッド及びモスルド
ラ マディは
2 特記事項
「 なし *
( 1 ) 情報収集及び連結用 ( 2 ) コアリションLNOミーティング * 次回SNA会議に関する説明 1月20 ~ 21日に実施する予定 ( 主要猫 : 2008年コアリションの構想について一軍から民間 主導への移行 ) * 日本に関係する事項 」
コアリション作戦配氏のサマーワ訪問は1月5日に予定 ・ モンゴルLNOによるモンゴルの国防政策の紹介
3 本日の業務
「 情報収集及び高結愛 ・
4 明日の予定
その他 ( 備
約品受領のためクウェートへ 2月2B ~ 28日 )
| バグダッド 日 誌 ( 12月27日 )
0 話がした魚はn * ・ パレス周辺の池の水はユーフラテス川から引いている 。 池にはフセイン時代から飼われていたと思われる健がた さんいる 。 大きいのは 、 1mを超えるものもいる 。 池の周期は 、 米軍基が 、 ルアー ( 疑似餌 ) を使って釣っている 。 こ
れでは絶対に想は釣れないが 、 彼らは気にしないのか平気で釣っている 。 ・ 私も 、 整備日 ( 日曜日 ) には時々つりをしている 。 先日も私やかな気候だったので 、 久しぶりに釣りに行った 。 日本 から送ってもらった練りエサと日本式の細い浮きを使って釣っていると 、 「 それは何だ ? 」 と聞いてくる 。 「 ジャパニー ズスペシャルさ 」 と答えると 、 見物人が集まり始める 。 この日は調司令官 ( 伊少村 ) も 「 それは釣れるのか ? 」 と聞き に来て 、 私の後ろから見ていた 。 ・ 50cm位のを3匹ほど立て続けにあげた 。 ビデオを撮り始めるのもいた 。 その後は 、 10 ~ 20cm位のが数匹続い
た 。 これがいけなかった 。 その直後の 「 あたり 」 に合わせまた 、 小さい奴だろう … … ) と一気にあげようとした 。 これま でにない引き … ( でかい ) と思ったが遅かった 。 糸が切れ逃げられた 。 ・ 悔しかった 。 この話を他国のLOにした 。 「 きっと1mはあったと思う 。 」 という私に 、 彼らは 「 イヤ 、 2mだろう 」 、 「 イヤ イヤ3mあったかもしれない 。 」 ( こいつらからからかってるな ) と思っていると 、 カザフスタンLOが 「 でもそいつはま だ港でいいでいるモ … 」 と一言 。 カザフ版 「 逃がした魚は泳いでる ! 」
(
1
0 スペシャルID ? 」 ・ 食堂入り口で自衛官証の提示を求められた 。 先日のLO達との会話が思い出された 。 米異の歩略に自衛官面を見l 「 せたが 、 「 持っていることを確認するだけ 」 という印象だった 。 当然 、 真買の推認などできるはずもない 。 : この話を2カ国のLolにした 。 やはり怒り出した 。 「 日本人にでもそんなことするのか 」 、 「 奴らは自分がやっている ことの意味が分かってない . . . 《 MNF - I 発行のパレスへの入門証を示しながら ) 「 これは何だ ! 」 、 「 彼らを馬庫 にしている 」 等々ひとしきり文句を言っている 。 ・ MNF -
1冊とはいえ 、 実質は米軍が発行している各種施設への立ち入り証のようなものである 。 歩哨達も 、 この 立ち入り証を持っている米軍の中佐に 、 重ねて米軍の身分証の提示を求めることはしないだろう 。 彼らの盛りは 、 「 自分の国の名前も場所も言葉も知らない米兵に 、 自分の存在を表われている 。 」 と感じるからだろうと思う 。 ・ 「 いいもの見せてやろう 」 某国LOがウインクしながらDのようなものを私にみせる 。 見せられNDのようなものには
数の写真が貼付され 、 次のような記述があった 。 「 この者には 、 食堂 、 PX , ジム等の厚生施設の使用を認める 。 OO国の軍参謀 … 「 これって … 」 と貫く私に 、 「 これに文句つけてきたら 、 ほめてやるよ 。 」 ウィンク ) やられたら 、 やり返す的な発想だが 、 彼の米軍への対抗意識はやはり相当強いことを感じた 。
. .
17
バグダッド日誌 ( 2005年12月28日 )
バグダッド 日 誌 ( 12月28日 )
| 0 忙中 … … この時期も多忙な人たち ・ クリスマスが感わり 、 ターター大佐も体電に入った 。 食学等の人口密度が一華に低下したかのような印象が強い 。
どこに行っても 、 先日のクリスマス直動のようなにぎやかさが感じられず 、 休暇ムードが漂っている 。 ・ 旧東欧諸国のLO違は休暇 ・ 収力回哲もなく 、 任居期間中は 、 休みなく勤務している 。 とはいえ 、 コアリッション事務 ・ 所内はややのんびりムードが感じられる 。 これまでに掛った写真データの交換等 、 帰国を控えたLO違 ( 我々除く )
は 、 思い出作り整理に励んでいる 。 ・ HUA ( 日々の司令官報告資料 ) の内容も 、 もっぱら政治的な動向が中心になっており 、 JOC内にものんびりしたよ
うな素囲気が感じられる 。 ・ 選挙前に航空機の飛行や各国からの期間が制限されたために 、 年明けには各国要人等の期間が数多く計画され
ている 。 高官助周対応窓口の部員のみは 、 この時期もバタバしている 。 oしゃみ
ここ数日 、 バグダッドではとても冷え込んでいる 。 昨晩は 、 氷点下まで気温が下がった 。 コアリッションのLO達もそ れぞれに着込んでいるが 、 事務所内はとても寒く 、 手をしてワープロを打っている者までいる 。 しゃみをする者 」 「 も多くなってきた 。 ・ しゃみをした後 、 日本では 「 合いの手 」 のようなものを入れる 。 くしゃみをした本人が 「 OxA口器 」 と意味不明の 「 言葉を言うこともよくある 。 ・ 私がくしゃみをすると 、 近くの席のLOが何か言う 。 最初は気づかなかったが 、 「 合いの手を入れているようだ 。 何 て言ってるのか聞いてみると 、 「 Beep YOU ! 」 だそうだ 。 無理矢理訳すと風邪を引かないように ) 「 神のご加護が
ありますように 」 と言ったところか ? ・ 言う言葉は別としても 、 くしゃみの後の 「 合いの手 」 は 、 多くの国で共通しているようだ 。 o LO交代シーズン始まる ・ 各国のLOが交代し始めた 。 7月に当地に来た時 、 我々も 『 あの国旗はどこ ? 」 、 「 変わった取県民 … … ? 」 等聞風の 、 「 外人道をキョロキョロ見ていた 。 今では10数カ国の国旗や既製感のみならず 、 人の区別もつく様になった 。 ・ 「 私の後任です 。 」 と紹介された人の額には 、 「 あなたは誰 ? どこの国の人 ? 階級は何 ? 」 と書いてある 。 あっとい う間に過ぎたような気がするが 、 ここでの生活も5ヶ月余りが過ぎた事を彼らを見ていると実感する 。 先輩面する様 で恐縮だが 、 新着任のLOは 、 どこの国であっても一目食益である 。
バスラLO日々業務報告 ( 12月28日1900 )
スラ空港
1 警戒態勢
『 戒態勢 ) :
2 Em
| s 本日の素務
| | 要求封底 | SSR ( ISFの威力化の状況 ) , ANDISE ) の将来計画 、 IED及びIDF関連情報 、 デモ動産情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会題への出席 : 司令部閉会規 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9記隙康一色離 ( 4 ) 空路輸送四巻 ( 1 ) 情税要求対応 、 定例情報収索 ( 2 ) 定例会への出席 ・ ( 3 ) 空路輸送期費
4 明日の予定
5 その他 ( 項考 )
バスラ日誌 ( 2005年12月28日 )
HND - SE管内の状況
「 バスラ日誌 ( 12月28日 )
「 本日 、 MND ( SE長 、
に同行してサマーワを訪問した 。 5回目の訪問であった 。 帰りのヘリに葉り 込んで離陸準備が壊わるとすぐ 、 師団長付きMA ( Millary Assistant ) の少佐が親指を立てて 、 すばらしい訪問だっ たと言ってくれた 。 もう来ることはないだろうと思いながら満足感に包まれてサマーウを後にした 。
・
ミ
バグダッド日誌 ( 2005年12月29日 )
| バグダッド 日 誌 ( 12月29日 )
○ セレモニー ・ MNC - 情報部にて 、 情報資料の確認をしていると 、 「 20分ですよ 。 」 という声が聞こえた 。 顔をあげると 、 情報 部のH2等軍曹 ( 米軍 : 女性 (
「 共に 、 いろいろお世話になっている 、 1月帰国予定 ) ) だった 。 ・ 「 何が 、 20分なんですか ? 」 と聞くと 、 「 20分後の1130から 、 3階でセレモニーがあるので来てください 。 私はも う行くので 、 庶務係のB軍曹 ( 米軍 : 女性 ) と来て下さい 。 」 と言い残し 、 消えてしまった 。 周囲のヨーロッパ将校に 聞いても知らないと言う 。 はどうやら 、 誘われたようだから行ってみれば 。 」 と 、 関係ないといった感じで 、
ある 。 チーフのM少佐 ( 米軍 ) は米軍だから 、 知っているだろうと聞いてみると 「 知らない 。 」 謎は深まっていった 。 ・ そうこうしている内に1125になった 。 B軍曹は席を立とうとしていた 。 一緒に行かなければ 。 と自分の席を立ち 「 かけた時に 、 後ろのR大尉 ( エストニア ) から 、 「 この資料何だっけ ? 」 と声がかかった 。 「 それは 、 00 . . 」 と話を
している内に 、 2軍曹は消えていた 。 ・ 急いで 、 3階に上がり会議室に行くが 、 誰もいない 。 「 ? ? 」 「 どこで 、 何をやってるんだ 。 」 周囲の人に聞くが誰 も知らない 。 「 本当にやってるのかな ? 」 と考え始めた時 、 米軍の写真を思い出した 。 その写真では 、 行事を屋 上で実施していた 。 急いで外を確認すると 、 屋上 ( 空中回廊状になっている 。 ) に米軍人が整列しているのが見 えたので屋上へ急いだ 。 ・ 屋上に着いて見ると情報部長 ( 米軍大佐 ) 以下 、 15名くらいがちょうどセレモニーを始めたところだった 。 「 何 が始まるのだろう ? 」 と私はまだ分かっていなかった 。 とりあえず神妙に気をつけをする 。 すると司会が 「 H2学 軍質 、 ジョイントサービスカメンデェーションメダル 」 と言った 。 セレモニーは勲章の授与式だったのである 。 ちな
みに 、 この勲章は統合勤務勲功章のことである 。 ・ H2等軍曹が前に出ると司会が 「 彼女は 、 情報部の勤務でOO . . 」 と概要を読み上げ 、 大佐が救草を彼女に
着けてあげた 。 握手 。 写真撮影 。 当たり前だが報道等で見る米軍の行事そのものである 。 ・ 行事終了後 、 晴天下 、 周囲が遠くまで見渡せる屋上で 「 勲章授与だったんですねww 」 とH2等軍曹に問いか けると 、 「 私も1年イラクで勤務して1月には帰国します 。 日本の将校に立会してもらえ光栄です 。 」 と答えてくれ
た 。 ・ ところで 、 何の脈絡もなく行事に参加した私に情報部長は 「 イイ天気デスネ ! ! ハハハハ 」 と日本語で話しか 「 け 、 上機嫌で帰っていった 。 「 味な人 」 に私もなりたい ( ※ ) 。
※ 注
は 、 既に十分 「 いい味 」 出してます 。
)
バスLO日々業務報告 ( 12月29日1900 )
区 : ,
分
8
.
バスラ空港
1 警戒態勢
( 警戒態勢 ) :
2 特記事項
Eg
本日の業務
( 1 ) 情報要求対応 、
SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 AND ( SE ) の将来計画 、 ED及びDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会議への出席 : 司令部朝会識 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9認識統一会議 ( 4 ) 空路輸送調整
4 明日の予定
1 ) 情報要求対応 、 定例情報収集 ( 2 ) 定例会議への出席 ( 3 ) 空路輸送調整
5 その他 ( 備考 )
バスラ日誌 ( 2005年12月29日 )
| MND - SE管内の状況
バスラ日誌 ( 12月29日 )
1 またまたJaミーティングのやり方が変わった 。 夕方と朝の2回やっているが 、 同じことを2回報告しているようで 、 無
駄が多いなとは思っていた 。 朝は 、 これまでと同様に 、 J2の代表者及び第7機甲旅団のWatch keeperも参加し 、 LO もそれぞれ 、 治安状況 、 部隊の活動予定等を報告するが 、 夕方は 、 J3のメンバーだけで 、 運用班長 ( 英少佐 ) が進行 役となって 、 重要な作戦 、 案件等について関係者の発言を求め 、 確認し 、 全員の認識の統一を図るというやり方に変 わった 。 LOは 、 特異事項がある場合のみ発言することになった 。 J3も日々進化である 。
2 先日 、 JgのオフィスでCME活動についてイギリス海軍大尉と話をしていると 、 どこからともなくイリスの大佐が やってきた 。 遠巻きに何を話しているか聞いてみると 「 おまえはカトリックか ? 教会はどこにいっているんだ ? 自宅の近 くには教会はあるのか ? 」 などと職場の者に対して順々にキリスト教の話をしている 。 同じ職場のルーマニアの准尉に 「 次はおまえのところに来て 、 キリスト教の話をするぞ 。 勧誘されるぞ 」 と笑いながら言われたので 、 身構えて待っている と私だけパスされた 。 日本人の私に向こうも気を使ったのであろう 。 「 後で聞くと 、 彼はイギ判ス陸軍の軍僧で 、 階級はなぜか大佐であった 。 数ヶ月に1度作戦地域を訪れ2 ~ 3週の間に
沢山の兵士と語らい 、 時には慣梅も聞くそうである 。 因みにイギリス海軍では階級は無く 、 常に一緒の船に乗って行動 しているらしい 。 イリス海軍大尉によれば 「 階級がない方が話しやすいし 、 常に船にいるから海軍の方がいいシステ
ム 」 なのだそうである 。 「 宗教に依存する西欧諸国は 、 ある意味軍僧が 「 カウンセラー 」 の役割も果たすのであろう 。 そして宗教に掲依する傾 向が少ない我々日本人には 、 やはり 「 カウンセラー 」 の必要性は自ずと高くなるのだと思う 。
バグダッド日誌 ( 2005年12月30日 )
「 バグダッド 日 誌 ( 12月30日 )
※ 年末恒例 ( ? ) の賞大ニュースを2日に分けて紹介する 。 ( 都合により匿名とする ) 0 ホントのことが言えなかった ( A ) ・ IZ初訪問の際 、 「 狙撃 」 の脅威を感じたKは 、 私も 「 小移動 」 していると思っていたが 、 ホントいい写真が撮り たくて 、 動き回っていただけなんて ・ ・ 言えなかった 。
○ 日本人の答え ( S ) | ・ ある日の夕食時のこと , 日本人5人と日本語が話せる米軍スタッフT算数 ( 女性 ) が一緒に食事した 。 ・ 彼女が何か質問するが 、 判らない 。 ( 日本語と英語を混ぜて話すので 、 かえって判りにくい 。 ) 何て言ったのと
数回確認した 。 K : 「 もう1回言ってくれる 。 」 T : 「 OxA口 ( 日本語らしい ) って何ですか ? 」 K : ( アカン … 判らん ? ) 、 「 S判るか ? 」 S : ( T軍曹に向かって 、 自信たっぷりに ) 「 I LOVE YOU … 」 一同 : 「 ・ ・ ? 」 ( あ然 … ) S : 「 日本ではよく分からない時は 、 こういうんだよ 」 一同 : 「 参り席した 。 」
0 お世話になってます … ? ( K ) . ・ 4次要員が活動を開始して 、 数日が過ぎた頃のこと 、 E - mallのやりとりだけの調整に未だ慣れないK 。 重要な 「 調整事項は 、 相手の所に行って調整をするという日本式にこだわっていた 。 「 ある案件について米陸軍大尉 ( 女性 ) と何度も調整した 。 お互い概ねア解したことから 、 Kは 「 じゃあ 、 これまで の内容をペーパーにして送るから 、 内容を確認してくれ 」 と最終確認をメールでやろうとした 。 ・ 早速約束の文書をメールで送る 。 半日 、 1日がすぎても返事がこない 。 「 どうしたのかな ? やっぱりメールだと 不安だな ? もう一度会いに行くかな 」 と思っているところに返事が来た 。 返信メールには 「 家内がお世話になっ てます 。 あなたのメールは家内に転送しておきました 。 」 ・ 夫婦で派遣されている米軍がいると聞いていたが 、 こんなに身近にいるとは ・ ・ 珍しい姓の米軍だったため 、 名前を確認しなかった自分が悪い 。 本人からも 、 「 私のアドレスしっかり保存しておいてね ! 」 とメールをもらった 。
バスラLO日々業務報告 ( 12月30日1900 )
区
分
バスラ空港
1 警戒態勢
( 警戒態勢 ) :
2 特記事項
es |
3 本日の業務
( 1 ) 情報要求対応 | SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MND ( S ) の将来計画 、 ED及びDF関連情報 、 デモ関連情報等 ・ ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会舗への出席 : 司令部朝会議 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9認識統一会 ( 4 ) 空密輸送網整 ( 1 ) 情報要求対応 、 定例情報収集 ・ ( 2 ) 定例会議への出席 ( 3 ) 空路輸送調整
4 明日の予定
15 その他 ( 備考 )
バスラ日誌 ( 2005年12月30日 )
| MND - SE管内の状況 ・ | |
| バスラ日誌 ( 12月30日 ) 、
1 本日朝会議に 、 シャイバ兵站基地のUK NSE ( National Support Element ) の指揮官 ( 英大佐 ) がテレビ会議方式で
初めて参加した 。 師団長も 、 今日から始めるんだなという感じであった 。 ところが 、 5分もしないうちに画面が消えて しまった 。 J6 ( 通信 ) 長はすぐ 、 師団長に断って復旧のため退席した 。 しかし 、 シャイバ兵站基地が停電したため ということで 、 とうとう最後まで復旧できなかった 。 準備万端で臨んだようであり 、 J6もがっかりしてい るように見えた 。 師団司令部も今日は 、 2回停電した 。 なかなか改善されない問題である 。 「 運用班長 ( 英少佐 ) の話によれば 、 UK NSEの指揮官は 、 DSCOM ( Division Support Command ) の指揮 官を兼務しているが 、 NSEが陸海空の部隊を支援する任務を有しているため 、 MND ( SE ) よりPJHQ ( Permanent Joint Headquarters ) との関係が深かいのが現状であるらしい 。 NSEの指揮官の会議参加は 、 テレビ会議ができる態勢ができたこともあり 、 これを利用してNSEとMND ( SE ) の関係を深めようとしてい るようである 。 今後の基地閉鎖を円滑にする狙いも当然あると考えられる 。