バグダッド日誌 (2005年12月25日)
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バグダッドLO日々業務報告 ( 12月25日1900 )
区
分
( 1 ) サマーワに直接影響を及ぼす脅威情報
| | 警戒態勢等
( 2 ) イラク全域に係る脅威レベル
サマーワ及びバスラは 、 バグダッド及びモスルは
ラマディは
,
r ,
なし
2 特記事項
情報収集及び連絡調整
3 本日の業務
情報収集及び連絡掲整
4 明日の予定
一
「
「 な
・
5
その他 ( 備
バグダッド 日 誌 ( 12月25日 )
● 戦場のメリー ・ リスマス ! ? ・ 我々にとって 、 海外で迎える初めての年末年始である 。 特に未だテロや 、 自爆攻撃等が継続する状況下において 、
米軍等キリスト教徒が大半を占めるイラク国内の基地で迎えるクリスマスは 、 もう二度とないと思う 。 * 毎朝の作戦会議は 、
・ 国民選挙が終了したが 、 その後も開票情報に伴い不安定な状況が続き 、 司令官が朝の作戦会議に出席 されないことも多くなった 。 先日の23日の作戦会議では 、 報告が終了した後 、 「 司令官コメント 」 というスライドが表 示され 、 司令官がコメントされるが 、 この日は 『 サンタのコメント 」 というスライドが表示されるとともに 、 カメラにサンタ が大写しになった 。 サンタに扮した誰かが真面目にコメントし始めた 。 では将兵が大喜びしていた 。 このサン
女は誰だろうと思って 、 周りに聞いてみたが返ってきた答えは 「 サンタはサンタだよ 。 」 みんな状況に入っていた 。 ・ 24日の作戦会議でのこと 、 ( 今日もきっと何かあるだろう ) と楽しみにして参加した 。 報告の最後に 、 その日一日の
司令官の予定が報告されるが 、 「 今日はサンタが訪問します 。 」 と真面目に報告された 。 渋い顔していた司令官が二 の時は 「 ニヤッ 」 と笑っていた 。 ・ ・ 日本での私の一般的なクリスマスの過ごし方は 、 24日の夜大騒ぎをしていた 。 多くの日本人は同じようなものだと
思う 。 当然かもしれないが 、 彼らは24日よりも25日を大切にしているようである 。 25日は 、 教会で45分程度のミサ が繰り返し実施され 、 それぞれに多くの将兵が参加している 。 勝手が分からずただそこにいたというだけだったが 、 私もクリスマス ・ ミサというものに生まれて初めて参加した 。 米軍等の各種行事は自衛隊のそれに比べると全てブラ ンクに行われるが 、 教会での彼らの様子は 、 自衛隊の各種行事と同様まさに 「 神妙な 」 様子が印象的だった 。 ・ 食堂内の様子も 、 24日の夕食時などは 、 ( 楽しみにしていた分 ) 「 こんなもの ・ ・ ? 」 という印象だった 。 一観て 、 25日は 、 聖歌隊が賛美歌を歌い 、 サンタクロースが登場し 、 ケーキ等の飾りが並び 、 nonアルコールのワインが配 られる等 、 食堂内は我々のイメージどおりの雰囲気になった 。 ・ アメリカ在住の子供達からのクリスマスカードが食堂入口で配られていた 。 私も一枚もらった 。 12歳の女の子から の手紙だった 。 イラクにいる将兵の日々を心配し 、 感謝し 、 誇りに思っていることが丁寧な字で書かれていた 。 読ん でいて感動し 、 チョット漠腺がゆるんだ 。 ( 日本人の中年オヤジから返事が来たら嫌がるだろうか … … ? ) と心配しつつも 、 少し敬虔な気持ちになって返事 を書こうと思う 。 . .