バスラ日誌 (2005年12月29日)

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バスラ日誌 ( 12月29日 )

1 またまたJaミーティングのやり方が変わった 。 夕方と朝の2回やっているが 、 同じことを2回報告しているようで 、 無

駄が多いなとは思っていた 。 朝は 、 これまでと同様に 、 J2の代表者及び第7機甲旅団のWatch keeperも参加し 、 LO もそれぞれ 、 治安状況 、 部隊の活動予定等を報告するが 、 夕方は 、 J3のメンバーだけで 、 運用班長 ( 英少佐 ) が進行 役となって 、 重要な作戦 、 案件等について関係者の発言を求め 、 確認し 、 全員の認識の統一を図るというやり方に変 わった 。 LOは 、 特異事項がある場合のみ発言することになった 。 J3も日々進化である 。

2 先日 、 JgのオフィスでCME活動についてイギリス海軍大尉と話をしていると 、 どこからともなくイリスの大佐が やってきた 。 遠巻きに何を話しているか聞いてみると 「 おまえはカトリックか ? 教会はどこにいっているんだ ? 自宅の近 くには教会はあるのか ? 」 などと職場の者に対して順々にキリスト教の話をしている 。 同じ職場のルーマニアの准尉に 「 次はおまえのところに来て 、 キリスト教の話をするぞ 。 勧誘されるぞ 」 と笑いながら言われたので 、 身構えて待っている と私だけパスされた 。 日本人の私に向こうも気を使ったのであろう 。 「 後で聞くと 、 彼はイギ判ス陸軍の軍僧で 、 階級はなぜか大佐であった 。 数ヶ月に1度作戦地域を訪れ2 ~ 3週の間に

沢山の兵士と語らい 、 時には慣梅も聞くそうである 。 因みにイギリス海軍では階級は無く 、 常に一緒の船に乗って行動 しているらしい 。 イリス海軍大尉によれば 「 階級がない方が話しやすいし 、 常に船にいるから海軍の方がいいシステ

ム 」 なのだそうである 。 「 宗教に依存する西欧諸国は 、 ある意味軍僧が 「 カウンセラー 」 の役割も果たすのであろう 。 そして宗教に掲依する傾 向が少ない我々日本人には 、 やはり 「 カウンセラー 」 の必要性は自ずと高くなるのだと思う 。