バスラ日誌 (2006年7月2日)

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「 バスラ日誌 ( 7月2日 ) - 159号

1 『 クウェート日誌終わっちゃったね 。

書いてくれなかったし 。 』 「 エッ 、 書いてましたよ 。 」 『 エッ 、 ウソッ ? 全部見てたつもりだけど 。 「 最終号の前の日に書いてましたよ 。 見落としていた 。 毎回読んでいたつもりだったのに 、 その日だけ 。 あった 、 あった 、 6月22日のLO報告に 、 クウェート 日誌第8号が 。 10日遅れで読ませて頂いた 。 報告内容にもご満足いただいたようで 、 ホッとしている 。 イラク戦争中の教訓については出したくないのかと思っていたが 、 先日砲兵中隊の1

「 少佐 に会い 、 『 お陰様で砲兵学校にはいい報告ができました 。 と御礼を申し上げたところ 、 今 、 教訓を各学 校に纏めさせているのでもう暫く待って欲しいと言われた 。 ( 英国の各階級等の学校に問い合わせている と言っていた 。 将校教育 、 下士官教育等を受け持つ学校に問い合わせているらしい 。 ) 手に入れば 、 かな り役立ちそうだが 、 離脱までに間に合うかどうかが心配である 。 クウェート日誌は 「 次回感動の最終回 ! か ? 」 と書いて 、 本当に終わってしまうところが心憎い 。 流石である 。 バスラ日誌 、 次回感動の最終回 ! | . か ? :

2 MND ( SE ) の

師 団長は 、 7月中旬に交代する予定である 。 それに併せて師団の主要な幕僚 「 もにこバスラを去っていく 。 それを過ぎれば 、 我々がここにやってきた時にいた人達は 、 ( 米軍を除き )

誰もいなくなってしまう 。 その内の一人で 、 いつも私に日本茶の催促していた は 、 一昨日戦力 回復から帰ってきたが 、 7月9日には英国へと帰国する 。 帰国直前の戦力回復は 、 J9部内の人員配置の やりくりから 、 仕方なくこうなってしまったようだ 。 彼は戦力回復から帰ってくると 、 「 驚かせる物があ るから 」 といって 、 30cm四方の箱を持ってきた 。 開けてみるとなんと 、 でっかいイングリッシュ ・ ティー ・ ポットが入っていた 。 私はいつも急須 ( といってもブラスティックと真鍮製だが ) で日本茶を飲 ませてあげていたが 、 紅茶はティーバッグしかなかったため 、 本物のイングリッシュ ・ ティー ・ ポットを 見せたかったようだ 。 彼はミセス サン ( 注 : 私の名前 ) に本物のポットでティーを飲 ませてあげてほしい 」 といい 、 わざわざ私のために買ってきてくれたのだった 。 思わぬプレゼントに感謝 したのだが 、 このでっかいティー ・ ポットをどうやって日本まで持って帰るかが 、 現在の悩みの種である 。

3 本日快晴 。 バスラ4名 、 極めて健康 。

「 スミッティLO日々業務報告 ( 7月2日 )

分 ・

:

1 警戒態勢等

変化なし 」

Threat Level

2

特記事項 . |

サマーワ市内で発生したデモに関し重点的に情報収集を実施 ・

3 本日の業務

( 1 ) 情報要求対応等

| サマーワ市内等の治安情勢 、 デモ情報 、 英素軍の情勢判断等 、 ( 2 ) 各種業務調整等

J2関連 、 明日以降の豪軍支援要請関連 、 通信器材等撤収関連 、 ( 3 ) 各種ミーティング等

英 ・ 豪軍作戦会議参加

整備関連等

4 明日の予定

( 1 ) 情報要求対応等 ( 2 ) 各種業務調整等 ( 3 ) 各種ミーティング等

5

その他 ( 備考 )

明日の射撃訓練 なし