バスラ日誌 (2006年5月4日)

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バスラ日誌 ( 5月4日 )

1 バスラの物品を輸送するための方法を色々考えているところであるが 、 もしタリルで空自便と連携でき

るのであれば 、 パスラ ~ タリル間の英軍C130便は有効に使えると思う 。 こちらで調整して荷物を積載 し 、 1名同行させて現地で積み替えれば良いので 、 かなり大きな荷物も運べると思う 。 ヘリの場合には 、 調整が難しいことと 、 荷物の運搬を我々の人力に頼るため 、 荷物を運ぶのには適していない 。 現在 、 バグ ダッド経由クウェート便で運ぶことも検討しているが 、 クウェートで分遣班に受け取って頂く場合 、 タリ ル便で空自機に積み替える方が 、 手数をかけない ( バージニアに近い ) し 、 我々としても安心である 。 これが実現するならば 、 その際にクウェートからの追送品を受領することもできるため 、 一石二鳥かなと 思っている 。 ただ 、 バスラータリル便は 、 木曜日午後と土曜日午前の2便しかないこともあり 、 天候等で 予定が変わった場合に困るかもしれない 。 それを考えると積み替えのないバグダッド経由便の方が安心か 、 などなど頭がいたい問題である 。 空自がバスラに飛んでくれれば全然問題ないのだが 。

2 最近 、 水不足の影響かシャワーの水が出なくなることが頻繁にある 。 もともと 、 水が少なくコンバット シャワー ( 身体を濡らすのに30秒 、 身体を洗ったのを流すのに30秒だけ水を使用するシャワー ) が義 務づけられていたが 、 いよいよ深刻になったようだ 。 やはり 、 ここイラクでは水というものは貴重なもの だというのを身をもって感じさせられる 。 また 、 私がバスラに来た当初は 、 1週間で温泉に行きたいと感 じたが 、 今となっては家の狭いお風呂でもいいから入りたいと思うようになった 。 日本では 、 当たり前の ようにお風呂に入っていたが 、 それもここでは非常に有り難い行動だと実感することができる 。 今 、 現在 「 日本は非常に裕福であるが 、 戦後の日本も現在のイラクと同様にインフラが整っていなかったと考えるこ とができる 。 そう考えると 、 一日でも早くイラクも戦後復興し裕福になれるように 、 ここイラクで少しで も役立つように微力ながら一生懸命業務に取り組んでいこうと改めて実感した 。 3 本日快晴 。 バスラ4名 、 極めて健康 。

スミッティLO日々業務報告 ( 5月4日 )

区分 警戒態勢等

変化なし

Threat Level

2 特記事項

特になし

3 本日の業務

( 1 ) 情報要求対応等

サマーワの治安情勢 ・ 道路情報 、 デモ関連情報 、 英豪軍の情勢判断等 ( 2 ) 各種業務調整等 明日以降の豪軍支援要請関連 、 MND ( SE )

サマーワ訪問関連 ( 5日 ) 等 ( 3 ) 各種ミーティング等

英豪軍作戦会議参加

4 明日の予定

( 1 ) 情報要求対応等 ( 2 ) 各種業務調整等 ( 3 ) 各種ミーティング等

明日の射撃訓練 RANGE1 : IPA ( 小火器 ) 0700 ~ 1200

5 その他 ( 備考 )