バスラ日誌 (2006年4月29日)
IMND - SE管内の状況
バスラ日誌 ( 4月29日 )
1 このところ暑い日が続いていたが 、 今日は曇り空で過ごしやすい1日であった 。 一時多くなっていた
も 、 あまりの暑さのためか 、 殆ど見なくなっていたが 、 そこに止めを刺すかのように殺虫剤の散布が行わ れた 。 運悪く 、 居住区に食事をとりに戻ったところであったので 、 自分が蒸されているように煙たい目 に遭ってしまった 。 これからさらに暑くなれば 、 虫もいなくなると聞いているので 、 蚊に悩まされること ももうないのかもしれない 。 相変わらず 、 興が多いのには参っているが 、 翼さん達ももうすぐいなくなっ てくれるのではないかと思う 。 2 喫煙所において少しずつ作ってきたタバコ友達は 、 私の重要な情報源の1つであり 、 調整をスムーズに 実施するための潤滑油である 。 副POLADの
とは 、 彼がバスラに来てすぐに知り合いに なり 、 それまで見ることができなかったPOLAD報告等をメールで送ってもらえるようになった 。 イラ ク陸軍に対する軍事訓練チーム ( MiTT ) の一員で 、 第7旅団G4所属の
との出会いも喫 煙所においてである 。 また 、 バスラ来訪者のためのVIPルームの確保はVISITの と調整しているが 、 彼も重要なタバコ友達で 、 次回POLAD会議では満室のためテント地区に泊まって 頂かざるを得なくなっていたところ 、 1日だけであるがVIPルームを1部屋あけて頂いた 。 その他にも 多くのタバ友がいる 。 タバ友と言うと怒られそうだが現副師団長の
もその1人である 。 「 外国の方達との調整も 、 日本人同士の調整と同じく人間関係が影響するし 、 根回しも重要である 。 その 際 、 最も重要と考えるのが信頼であると思う 。 この人はいい加減な調整や対応はしないと思えるかどうか 、 この人に相談すれば 、 何とかそれに応えてくれる 、 あるいは応えようと努力してくれると思えるかどうか 、 日本人同士の信頼関係と何等変わりはない 。 こちらでは 、 信頼を得るために努力していると言っても過言 ではない 。 日頃の起居容儀 、 勤務態度 、 調整等における対応等全てが影響すると思っている 。 それを失わ ないようにするためにも 、 サマワ本隊との情報の共有が重要である 。 特に今の時期 ( 各国軍の部隊交代が 重なっている時期 ) には 、 全ての事項において 、 努めて早めの調整が必要である 。
3 本日曇り 、 後晴れ 。 バスラ4名 、 極めて健康 。