バグダッド日誌 (2006年4月23日)
| バグダッド 日 誌 ( 4月23日 ) |
○出国100日目 ! 日本を出国して100日目を迎えた 。 がR & R中であるが 、 残り4人は元気に100日目の朝をバグダッドで 迎えた 。 同じ100日という時間でも 「 もう100日 」 、 「 やっと100日 」 と人によってそれぞれ感じ方の違いはあると思う 。 我々バグダッド連絡班は一同に 、 「 もう100日経ってしまった 。 」 という感が強い 。 それぞれの持ち場を必死に守り 、 日々精度の高い業務ができるよう努力しているうちに 、 時間が矢の如く過ぎてしまったという感じである 。
我々が出国して以来 、 日本から多大な支援を頂いている 。 本日 、 日曜日にも拘わらず 、 留守家族に対する説明会が 市ヶ谷で実施された 。 我々のみならず 、 家族に対してまで厚い支援 ・ お心遣いを頂いていることに心から感謝している 。
留守家族説明会で 、 市ヶ谷からイラクへ 「 家族とテレビ電話 」 という粋な計らいをしてもらい 、 久しぶりに家族の顔を 見て話すことができた 。
の4歳になる娘さんは 、 久しぶりにお父さんの顔を見たため 、 目から熱いものがこぼ れ落ちてしまいお父さんと会話にならなかった 。 小さいなりに父親を心配し 、 「 頑張って 」 そして 「 我慢して 」 留守を守っ ている様子が伝わってきた 。 バグダッドから8400km 、 遠く離れた日本を想い 、 残された勤務期間一日一日を大切にして 、 「 イラク復興 」 のため 「 日本 」 のために努力したい 。
OV電話 「 お父さん 、 もう少し前髪を伸ばした方がいいんじゃない ? 」 TV電話の向こうからの妻の第一声はこうであった 。 隣で 子供が変な顔をして笑っている 。 やっぱり 、 声だけの電話と 、 顔が見える電話では 、 気分が違ってくる 。 「 お父さん 、 こんなメールが来たんだけど … 」 子供は 、 出国中預けている私の携帯電話をカメラの前に掲げる 。 見える訳ないのだ が 、 たぶん自分の目の前にいるつもりなのだろう 。 別にやばい ! メールではなく 、 時期派遣が予定されている人が 、 質問事項を送ったものらしい 。 イラクまで届く訳ないのに … 。 私の家族は戦力回復に同行したので 、 久しぶりの顔というわけではなかったが 、 上記の班長の日誌にあるように 、
の家族は出国以来の顔見せなので 、 お子さまは 、 電話を切った後 、 号泣されていたらしい 。 8400kmという 距離が 、 今日は50cm先のV電話から手も繋げそうな距離にいるようで 、 しばらく望郷の念に浸った1日だった 。 留 守家族との連絡を担当されている方々 、 お休みの日にもかかわらずご支援いただき 、 ありがとうございました 。
バスラLO日々業務報告 ( 4月23日1900 )
区
分
バスラ空港
1
警戒態勢
( 警戒態勢 ) :
2 特記事項
3 本日の業務
( 1 ) 情報要求対応
SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MND ( SE ) の将来計画 、 IED及びIDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会議への出席 : 司令部朝 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9認識統一会議 ( 4 ) 指揮官会議調整 ( 5 ) 空路輸送等調整
4 明日の予定
( 1 ) 情報要求対応 、 定例情報収集 ( 2 ) 定例会議出席 ( 3 ) 業支隊長のバスラ出張対応
5 その他 ( 備考 )
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R & R