バスラ日誌 (2006年4月11日)
「 バスラ日誌 ( 4月11日 )
1 本日の朝会議では 、 イタリアの総選挙についての情報が紹介され 、 プロディ元首相の率いる野党の優勢 が伝えられる中 、 野党の伊軍早期撤退公約の行方が注目されるということで 、 もっぱら伊軍関連の話題が 多かった 。 先週 、 先々週と日本の話題が取り上げられることが多かったが 、 しばらくの間は 、 一息つけそ うな気がする 。 「 会計会議については 、 前回会議の議事録について確認され 、 4 / 四半期の決算報告がなされ 、 各国代表 からの質疑が行われた 。 前回までに問題となっていた 、 民間仕様車両の維持費分担関連は 、 既に帰国した ポ国代表が了承して帰ったので問題はないと考えると一蹴され 、 ほとんどが入れ替わって 、 前回会計会議 参加者は 、 副師団長と私だけというメンバーの中で異論を挟む人は誰もいなかった 。 結局 、 何も解決され なかったかのように見えるが 、 この3ヶ月 、 民間仕様車維持費が約1 / 3に減っており 、 減った理由が契 約会社の変更による経費削減と説明されたけれども 、 前ポ国代表の頑張りの成果が出たのだと内心関心し てしまった 。 やはり 、 言うべき事は言わなければ改善されないのだと思う 。 そのための会議であるから 。
2 バスラLOの居住区と勘務場所とは約1km離れており 、 移動の手段として高機動車 、 巡回バス 、 最終 手段として徒歩がある 。 約1kmと短い距離であるが 、 炎天下の中を徒歩で歩くと 、 目的地に着く頃には 汗だくである 。 そのため 、 徒歩で歩いていると 、 他国の人が車に乗せてくれることがある 。 私が一番驚い たのは 、 師団司令部勤務のイラク軍大佐が車 ( ベンツ ) に乗せてくれたことだ 。 最初は 、 丁重に断ろうと 思ったが 、 笑顔で乗れと手招きするので 、 お言葉に甘えて乗せてもらった 。 小さいことだが 、 助け合いの 心を感じることができる一時であった 。 これからの勤務において 、 どんなに小さな事でも助け合いの心を
持って業務に取り組んでいこうと感じた 。 3 本日快晴 。 バスラ3 + 1名 、 極めて健康 。
スミッティLO日々業務報告 ( 4月11日 )
区
分
1 警戒態勢等
2 特記事項
3
本日の業務
変化なし 。
Threat Level ( 1 ) | 所長 次長 部員 等 がスミッティを訪問 、 SWG会議に参加 ( 2 ) サマーワの治安情勢に関して重点的に情報収集中 ( 1 ) 情報要求対応等 | サマーワの治安情勢 、 デモ関連情報 、 英豪軍の情勢判断等 ( 2 ) 各種業務調整等
SWG会議関連 、 明日以降の素軍支援要請関連 、 業支隊長 ・ 政策アドバイザー ・ 法務官等訪問関連 ( 12 日 ) ( 3 ) 各種ミーティング等
英 ・ 豪軍作戦会議参加 ( 1 ) 情報要求対応等 ( 2 ) 各種業務調整等 ( 3 ) 各種ミーティング等
4 明日の予定
5 その他 ( 備考 )
明日の射撃訓練 RANGE1 : 豪軍 ( 小火器 ) 0700 ~ 1800 RANGE2 : IPA ( 小火器 ) 0700 ~ 1200 RANGE3 : 豪軍 ( 小火器 ) 0700 ~ 1800
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