バグダッド日誌 (2006年3月2日)

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バグダッド 日 誌 ( 3月2日 )

のメリッサ少将の3度目の正直 」 昨日 、 MNC - I 副司令官 ( 行政担当 )

( 伊 ) のサマーワ宿営地 ・ キャンプ ・ スミッティの視察に同行した 。 は 、 過去に2回サマーワ宿営地訪問を試みたが1回目は天候不良でヘリがキャンセルとなり 、 2回目は途中 まで行ったもののサマーワ周辺が砂嵐のため引き返し視察ができなかった 。 「 日本隊のサマーワ宿営地の評判は 、 ここキャンプ ・ ヴィトリー内では有名であり 、 沢山の将官が希望している 。 前回コ アリション ・ オペレーション部長チィケッティ准将 ( 伊 ) が日本隊を訪問し 、 その際の日本隊視察の話をメリッサ少将は直接

聞いており 、 ずっと楽しみにしていた 。 「 昨日は天候に恵まれ素晴らしい視察ができた 。 移動は米軍ヘリで実施したがオペレーション重視のため 、 しばしば時 間が変更となる 。 昨日も30分程度早くバグダッド出発となり 、 20分程早くサマーワに到着した 。 少将は少し早く着きす ぎたのでは ? 」 と心配しておられたが 、 日本隊の準備は万全でまさに 「 立て板に水が流れる 」 如く視察が実施された 。 到 着直後の栄誉礼ではイタリア国歌 、 日本国歌が吹奏されたことに感動された は 、 その後も感動の連続で あった 。 洗練された小瀬隊長によるブリーフィング 、 衛生隊長による医療施設説明 、 群2科長による説明 ・ 展示等 すっかり満足されていた 。 仕上げは着物姿の女性自衛官による 「 茶道 」 が実施され 「 日本文化 」 「 もてなしの心 」 「 きめの 細やかさ 」 を十分に堪能していた 。 日頃は無口な は 、 よほど日本隊の視察に感動したのか珍しく多弁で 、 こ 機嫌で我々日本LOに話しかけてくれた 。 帰路の際に 「 日本は 、 素晴らしい 。 特に敬礼が素晴らしい 。 宿営地の視察の 移動間すべての隊員が美しい敬礼をしていた 。 日本隊の強さが良く分かった 。 」 と大変なお褒めの言葉を頂いた 。

サマーワの皆様の素晴らしい受け入れにより 、 日本隊の良き理解者がまたひとり増えました 。 また我々連絡官はキャ ンプ ・ ヴィクトリーで胸を張って勤務できます 。 本当に有り難うございました 。 ○サマーワ視察雑感 「 サマーワの施設は 、 2年前に第1次群の警備幹部として勤務した当時とは比べものにならないほど充実し 、 展開当時 に缶詰の空き缶をお玉にしてみそ汁を配膳していた時とは隔世の感があった 。 しかながら変わらない日本精神が嬉し かった 。 「 車両は水平 ・ 直角 ・ 一直線を3cm以内の誤差で整額 」 されており 、 無言の内に日本隊の精強さを誇示していた 。 「 また今回の視察にあわせて 、 我々バグダッド連絡班がなかなかサマーワに行く機会がないため 、 日本食 、 業 、 電話 ・ F AXの予備等をもって帰れるようにしてもらい 、 そ の受け入れだけでも大変な中 、 我々にまで気を遣って頂き本 当に感謝しております 。 バグダッド連絡班一同 、 サマーワのために頑張ろうと新たな活力がわいております 。

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