バグダッド日誌 (2006年2月26日)
バグダッド 日 誌 ( 2月26日 )
○エルサルバドルといえば 、
日本隊と大変仲の良かったエルサルバドルの大佐が本日早朝に帰国した 。 ほぼ毎日このエルサルバドルの大佐と カザフスタンの中佐とともに昼食に行くことを常としていたので大変寂しい 。 カザフスタンの連絡幹部も3月はじめに交 代の予定であり 、 本人は家族に会えるのを楽しみにしているが 、 「 お前と昼食に行けなくなるのは寂しい 。 」 と言ってく れる 。 エルサルバドルの大佐は 、 我々がバグダッドに到着したときに 、 自ら車両を運転して我々のコンテナ等荷物の運搬 を支援してくれた 。 また彼の一挙手一投足が軍人として洗練されており 、 尊敬に値する方であった 。 こちらに来るまで 、 エルサルバドルといえば 、 「 中米の小さな国 」 程度にしか知識はなかったが 、 今の私のイメージは あの
のエルサルバドル 」 という 「 大変信頼できる国 」 という印象をもっている 。 「 日本は 「 トヨタ 」 「 ソニー 」 等で有名であり 、 また日本隊も前任者の活躍によりコアリション各国から大変信頼されてい ると実感している 。
今後とも 、 この信頼を得続けることができるよう 、 少なくとも名誉を汚すことのないように 「 一挙手一投足 」 に気をつけ ていきたいと実感している 。
Oセレブレーション ・ ファイヤー
昨晩 、 好奇心旺盛な が 「 班長 、 上空に曳光弾が見えます 。 」 と私に報告し 「 ヘリを狙っているのですか ? 」 と聞いてくる 。 かなり派手に曳光弾があがっており 、 興奮気味に話す 。 丁度2年前にも同じような光景をサマーワで見 た私は 、 「 セレブレーションファイヤーだよ 。 」 と答えた 。 当時は 、 このような経験も知識もなかったため警備の観点で 「 バタバタ 」 したことを思い出した 。 イラクでは 、 結婚式やお葬式があると必ずこのようなセレブレーションファイヤーが
あがる 。 「 この派手さは 、 大きな結婚式でもあったのか ? 」 と真っ暗な空にあがる真っ赤な曳光弾を見ながら想像して いた 。