バグダッド日誌 (2006年2月2日)
「 バグダッド 日 誌 ( 2月2日 )
はサムライだ ! ( マケドニア ・ 鬼瓦少佐談 ) 現在ナイト ・ シフト ( 夜7時 〜 朝7時までの勤務 ) でMNC - 情報部で勤務している は 、 各国の幕僚と伍して情報 分析にあたっている 。 「 第5次連絡斑がバグダッドに到着して早々 、 は命題研究チームのリーダーに指名され 、 2週間後にチームとし ての研究結果を情報部分析チーフ ( 米陸軍少佐 ) に発表しなければならなくなった 。 命題研究チーム ・ リーダーは通常バ グダッドでの勤務に慣れてから実施するらしいのだが 、 今回の研究テーマが難しく 、 だれもチーム ・ リーダーをやりたがら なかった 。 そこで情報部分析チーフが 「 、 やってみないか ? 」 というと 、 は 「 イエス 、 サー ! 」 と元気に答 えた 。 この時 、 は 、 情報部分析チーフが何を言っているか聞き取れず 、 「 つい 」 言ってしまったそうである 。 「 かくして 、 の試練の日々が始まった 。 マケドニア 、 ラトビア 、 アルバニア等のチームメンバーを率いて毎晩ミー ティングを持ち 、 仰々調々の議論を戦わせながら命題研究をすすめた 。 先日述べたように 、 時間に厳格なのは日本だけ で他の国はかなり余裕をもって行動する 。 このため 、 なかなか研究作業はすすまない 。 ミーティングをやっても言葉の壁 、 仕事のやり方の違い等で随分苦労していた 。 また慣れないナイト ・ シフトの生活のため疲れも大分溜っているようだった 。
昨日 、 夜8時から研究成果発表があり 、 見学に行くとデイ ・ ナイトスタッフが全員集まってきた 。 は 、 約1時間に わたり研究成果を発表したが 、 発表後に沢山の質疑応答があり 、 今回の発表の成否が一瞬にみてとれた 。
発表後 、 とともに命題を研究したマケドニアの鬼瓦のような顔の少佐が 、 私の所に来ては 、 良い仕事 をする 。
はサムライだ ! 」 と報告してくれた 。 「 また 、 情報部分析チーフに日本スタッフの仕事ぶりを聞いたところ 「 大変研究熱心で 、 礼儀正しい 。 凡帳面で時間に遅 れることがない 。 素晴らしい仕事をしてくれている 。 」 とのことであった 。 多少 、 社交辞令が含まれているとはいえ 、 大変嬉 しく思った 。
各国のスタッフがいやがる仕事を進んで ( ? ) 実施し 、 誠実にねばり強く仕事をする姿がマケドニアの鬼瓦少佐をして 「 サムライ 」 と言わせたのかもしれない 。 サムライ魂を見せてくれた は 、 今日から少しだけ枕を高くして眠れると思
う 。
バスラLO日々業務報告 ( 2月2日1900 )
区
バスラ空港
| 1 警戒態勢
( 警戒態勢 ) :
6
2
2 特記事項
3 本日の業務
( 1 ) 情報要求対応
SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MND ( SE ) の将来計画 、 IED及びIDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会議への出席 : 司令部朝会議 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9認識統一会議 ( 4 ) 空路輸送等調整 ( 5 ) 師団長表彰 ( 2 / 2 ) 同行
| | 4
明日の予定
( 1 ) 情報要求対応 、 定例情報収集 ( 2 ) 定例会議への出席 ( 3 ) CME会議調整 、 J4会議調整
5 その他 ( 備考 )