バグダッド日誌 (2006年5月31日)

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「 バグダッド 日 誌 ( 5月31日 )

○自衛隊教育訓練の偉大さ

はMNC - I ( 多国籍軍団 ) 情報部の情報幹部として24時間 ( デイ ・ ナイト ・ シフト ) で勤務しており 、 日本隊の所属している部署のチーフ ( 米陸軍少佐 ) から与えられる課題を約2週間の期間をかけてグループ作業で検 討している 。 このグループの長老チーム ・ リーダーといい意見の取りまとめから発表まで実施しなければならず 、 チー ム ・ リーダーに指名された場合かなり大変な2週間を過ごすこととなる 。 「 日本隊がチーム ・ リーダーの時は勿論 、 他国のLOが分析結果を発表する時もなるべく見にいくようにしているが 、 日本隊とコアリション各国の実施する発表内容の質に格段の差がある 。 言葉は悪いが情報部で日本隊とともに勤務 するコアリション各国LOの発表は全く分析になっておらず 、 事実の異列としか思えない内容を分析 」 として発表して いる 。 また発表態度も 「 ヘラヘラしており 、 まず発表を聞いてもらうに値しないように感じてしまう 。 一方で日本隊は 「 帰納法 」 なり 「 演繹法 」 なりのアプローチで分し 、 米軍チーフをして毎回 「 興味深い視点だ 。 」 と好評である 。 このた め日本隊がチーム ・ リーダーになる機会がやたらに多いのかも知れないが . . 。 分析成果発表を見に行くたびに感じる のは 、 陸上自衛隊の幹部上級課程を終えた幹部なら 、 多国籍軍司令部内で十分どころか 「 使える幕僚 」 として評価さ れるだろうと感じ 、 つくづく自衛隊における教育訓練の質の高さを感じている 。 毎回この分析成果発表を見ながら 、 日米同盟の重要性が見えてくるように感じている 。

バスラLO日々業務報告 ( 5月31日1900 )

バスラ空港

1 警戒態勢

( 賛成態勢 ) :

2 特記事項

3 本日の業務

( 1 ) 情報要求対応

SSR ( ISFの戦力化の状況 ) 、 MND ( SE ) の将来計画 、 IED及びIDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会議への出席 : 司令部朝 ・ タ会識 、 J2 ・ J3 ・ J9認読統一会議 ( 4 ) 航空輸送調整 、 サマワ取材対応等

4 明日の予定

( 1 ) 情報要求対応 、 定例情報収集 ( 2 ) 定例会議出席 ( 3 ) 航空輸送調整等

5 その他 ( 備考 )

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