バスラ日誌 (2006年5月30日)

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MND - SE管内の状況

開 」

バスラ日誌 ( 5月30日 )

1 5月22日に衛星通信システムがダウンしてから8日間 、 英軍回線

及びインマルによる自衛隊クローズ系メールのみで対応してきた 。 不便ではあったが 、 最終局面の予行訓 練を兼ねて実施した 。 この間 、 不測事態に即応するため 、 部隊移動時には し 、 連結班内の交信のために

した 。 心配し た第10次群との部隊交代も無事終了して安心していたが 、 通信班の移動の目途が立たず 、 今日まで同様 の状態が続いていた 。 昨日夕 、 0120 ( 深夜 ) に 「 空 ( エンプティ ) のヘリ 」 が 、 スミッティから飛ぶ 予定があるけれども使うかと聞かれた 。 通信班の移動について 、 ヘリを申請しては 、 断られていたところ だったので 、 担当者も何とかしたいという気持ちで言ってくれたのだろう 。 『 もし 、 こちらに来たとして 、 31日のヘリは大丈夫ですか ? 」 「 あっ 、 帰りのことは考えていなかった ・ ・ ・ 」 彼も 、 やったと思って 駆けつけてくれたに違いない 。 「 今 、 もう一度確認するから 。 」 と言って自分の肌に戻って行った 。 結局 、 深夜便は時間変更されて 、 本日0635 ( 実際には0650離陸と聞いた 。 ) のヘリで 、 通信斑のバスラ への移動が実現した 。 システムの交換作業は順調に進み 、 昼前には自即電話 ・ メールともに復旧し 、 通常 の態勢に戻ることができた 。 業支通信班 ・ 第10次群通信小隊の皆さん及び英軍ヘリ関係者の皆さんには 感謝している 。 しかし 、 帰りの便はまだ決まっていない 。 31日の便は先程断られた 、 次は2日を予定し ているがいつ帰れるかはわからない 。 ( 1日は無飛行日 。 ヘリ運行状況は 、 さらに厳しくなっている 。 ) 通信班の移動を後回しにしたのは 、 第9次群のヘリによる部隊移動を優先させていただいたからであるが 、 必通の信念に燃える通信職種としては 、 耐え難い状況であったと思う 。 幸い 、 いつもはちょくちょく断絶 する

はすこぶる調子が良かった 。 ( 整備の為のダウンと短時間の故障はあったが ) 「 これまで 、 何度も申し上げてきたが 、 ヘリ運用は大変厳しい状況である 。 調整ミーティングにも参加し たが 、 限られたヘリに対して 、 要求は際限がない 。 JHFで優先順位に基づいて掲いているが 、 担当者は 皆 、 頭が痛いといった表情である 。 これも説明済みであるが 、 ヘリは計画的に削減されており 、 撃墜事案 も含めて機数自体が減っている 。 作戦支援は依然多く 、 トップカバーの為 、 夜間も頻繁に 、 飛行している 。 6月も既に多くの支援依頼をあげている 。 C - 130を利用して 、 タリルーサマワ間であれば 、 やや実現 の可能性が高いが 、 C - 130のタリル便は 、 週に2日程度しかない 。 2 本日快晴 。 バスラ8名 、 担めて健康 。