バグダッド日誌 (2006年7月8日)

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JAM Update : 08 July

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バグダッド 日 誌 ( 7月8日 )

○早朝の電話

ここ4日ほど連続して朝3時頃に電話がかかってきた 。 しかも呼び出し音の鳴っている回数が5 ~ 6回ぐらいしかなく 、 受話器を取ろうとした瞬間に電話が切れ 、 誰が掛けてきたのか分からない 。 派遣間 ・ 無休 ・ 24時間対応を自負してい | | るバグダッド連務班にとって 、 電話にでられないことは痛恨の極みである 。 ところで東京から掛かってくる電話は 、 緊急を要するものでないかぎり 、 我々が起床する朝6時以降 ( 日本の朝11時 以降 ) にしか掛けないように気を遣ってくれている 。 従って朝3時頃の電話は 、 緊急事態がサマーワで発生したものと 感じ緊張して構えてしまう 。 と私は 、 全ての通信機のある日本コンテナで座起きしているため 、 電話が鳴る たびに狭床からゼンマイ仕掛けの人形のように飛び起きて 、 競争するように受話器に向かう 。 電話をとろうとした瞬間 に切れてしまい 、 受話器を恨めしそうに眺めてから 、 二人で顔を見合わせている 。 その後は緊急の電話が掛かってく るのではと興奮して眠れず 、 神経をとがらせている 。 ・ この朝3時の電話の掛け主は 、 せめて10回呼び出し音を弱らずまで 、 待って欲しいと願っている 。