バグダッド日誌 (2006年3月26日)

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バグダッドLO日々業務報告 ( 3月26日1830 )

・ 内 | ( 1 ) サマーワに直接影響を及ぼす脅威情報

な > イラク全域に係る脅威レベル

サマーワ及びパスラは バグダッド及びモスルは

i警戒態勢等

ラマディは 、

「 なし

2 特記事項

|

| 情報集及び連絡調整

| 3 本日の業務

4 明日の予定

( 1 ) 情報収集及び連絡調整 ( 2 ) 大使館員送迎に伴う無線傍受支援 ( 3 ) 基地群首長ミーティング

戦力回復 ( 3 / 22 ~ 3 / 31 )

5 その他 ( 備考 )

| バグダッド 日 誌 ( 3月26日 )

○統合運用開始

金曜日夕方 、 日本はすでに夜10時頃 、 統幕から電話があった 。 運用2班長が週末の遅い時間にも拘わらず電話を 下さった 。 「 いよいよ来週から統合幕僚監部として統合運用を開始する 。 運用2班は解散となり 、 運用部第2部 国際

協力室で勤務せよ 。 」 と言われ 、 いよいよ統合運用が開始されることを実感した 。 「 統合運用の現地調整機関としての自覚を持ち 、 益々 「 ぬかりの無きよう 」 努力したい 。 先日 、 派遣輸送航空隊がバグ | ダッドの空港調査に来たが 、 今後 、 このような場面が増えると思う 。 陸 ・ 空を的確にサポートできるよう 、 精度の高い仕l : 事ができるようバ 、 グダッド連絡班一同力を合わせて頑張りたい 。

( 野崎 ) ・ Oフラストレーション * 本日アビザイド中央軍司令官がサマーワを視察された 。 今回のサマーワ視察の調整についてはフラストレーション | が溜まることばかりであった 。

今回の米軍側調整担当者は相当な 「 怠け者 」 で私からいくら顔を出しても全く心が通わない 。 また先方からの要請 ( 群長のBOの提供等 ) にはすぐに返事をしているが 、 日本側からの質問には全く答えてこない 。 今回は米軍側が支 「 援を受ける立場であるはずなのに 、 支援を受けるのが当たり前だと思っている態度だ 。 「 今回の訪問に先立ち米軍調整チームがサマーワを偵察したいとの申し出があった 。 このためリルからサマーワの 輸送支援及び宿泊支援を調整したが 、 私が顔を出さなければ調整が進まない状況が続いた 。 また米軍調整チームの タリルへの移動が 、 突然の予定変更で移動当日にキャンセルとなり 、 一日遅れる事となった 。 このスケジュール変更 についてメールのみで知らせてきたため 、 サマーワからの出迎え部隊が無駄足を踏んでしまった 。 急なことであった 。 ため 、 「 メールと同時に電話を入れてくれたなら日本隊に無駄足を済ませる事もなかったのに . . 」 と思うと私も冷静で はいられなくなった 。 強い口調で注意したが糠に釘という感じである 。 この部署はVIP等の視察の調整をしており 、 日本からの高官が来る時はいつもお世話になっている 。 このため 、 お返しに何とか力になってあげたいと思っていた

が . .

毎日顔を出すたびに 、 「 怠け者 」 の隣に座っている日本隊に協力的な

日本からの高官が来る時は一 「 肌も二肌も脱いでくれる 。 ) が 、 私の口調の強さに気づきハラハラしている 。 「 今回はサマーワ部隊に本当にご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした 。 また業務支援隊3科長にはいろいろ愚痴 を聞いもらい助かりました 。 いずれにせよ 、 アビザイド大将のサマーワ視察が無事終了し安堵しています 。