バスラ日誌 (2006年6月17日)

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バスラ日誌 ( 6月17日 ) - 144号 -

1 国際捕鯨委員会 ( IWC ) 第58回総会が16日夜 ( 日本時間 ) 開幕した 。 カリブ海の島国セントクリ ストファー ・ ネビスにおいて5日間の日程で実施されるそうだ 。 イラクに来てまで日本の捕鯨問題が影響 するとは思わなかった 。 J3の無音声大画面に日本の捕鯨船が鯨を仕留める場面が映し出され 、 海面が血 で赤く染まっている 。 航空輸送調整担当

のブーイングに始まり 、 いつも親しく話しかけてく れる

も 「 鯨を捕るのは良くない 。 」 と言っている 。 『 日本人には 、 昔から鯨を食べる 習慣がある 。 野蛮だと思う ? 』 「 思う 。 」 『 でも 、 日本人も150年前までは 、 牛を食べるのは野蛮だと 思っていた 。 」 「 今は食べるだろ 。 」 『 150年前に西洋文明が入ってきてからだ 。 』 「 豚も食べなかっ たの ? 」 「 4本足の動物は食べなかった 。 魚と鳥だけだ 。 』 「 宗教的な理由か ? 」 『 仏教の影響かもしれ ない 。 日本人はみんなベジタリアンだった 。 』 「 でも敵はね 。 そんなにたくさん食べるのか ? 」 『 私は 、 もう何年も鯨を食べたことはない 。 殆どの日本人もめったに食べられない 。 』 「 特別の料理なんだね 。 」 ( 違 ~ う 。 私が小さい頃は庶民の料理だった 。 いつも鯨でイヤになったくらいだ 。 肉が高くて買えない とき 、 魚や鳥 、 鯨でタンパク質を摂っていたんだ 。 反捕鯨国がとらせてくれないから庶民には手が届かな くなってしまった ・ ・ ・ と言いたかった 。 ) もっとしゃべれたらちゃんと説明するのだが 、 英語に直せる 範囲で答えているので 、 かなり適当な説明だった 。 でも良かったかもしれない 。 英国が反捕鯨国の親分と は知らなかった 。 あまり余計なことを言って 、 ヘリ支援を減らされたら困るから 。 2 バスラエアーステーションの食堂には 、 食堂に対する意見を書くノートが置いてある 。 このノートに 、 「 改善を求める意見を書くと 、 食堂の対応が迅速ですぐに改善される 。 例えば 、 今までなかったテーブルク ロスを設置したり 、 サラダドレッシングの種類 ( マヨネーズとマスタードが増加 ) を増やしたり 、 そして 料理の味をかえたりと急速に改善される 。 さすが民間会社 ( KBR ) と思うとともに 、 私も業務において 改善できる点はすぐに改善しなければならないと感じさせられた 。 3 遅くなりましたが 、 クウェート分遣班 お誕生日おめでとうございます 。 こちらでも昨日

の誕生日でした 。 本日快晴 、 ここ数日 、 朝晩涼しく過ごし安し 。 バスラ4名 、 極めて健康 。 因みにエリザベス女王もお誕生日 。 80歳とのこと 。