バスラ日誌 (2006年6月4日)

Responsive image

MND - SE管内の状況 解

バスラ日誌 ( 6月4日 )

1 本日 、 業支隊長小瀬1佐 、 新POEAD 企画管 、 法務官鈴木2佐をバスラにお迎えした 。 到着初日 日曜日ではあるが 、 早速 、 第20旅団長への表敬を終えて 、 この後幕僚長との懇談を予定している 。

明日も 、 師団長 、 副師団長 、 J7部長 、 JHF司令官 、 及びBAS司令官等への表敬 、 懇談等を予定し ており 、 隊長以下5名の方々にはゆっくりしていただく時間もあまりないが 、 訪問の目的を十分に達成さ れるよう努力したいと考えている 。 ・

「 以下通信班 ( 兼ねてタリルLO ) の方々は 、 無事サマワに帰ることができた 。 彼らがタリ 「 ルにいる間に 、 すでに1度衛星通信システムがダウンしてしまったことは 、 サマワ到着時にかけてくれた

電話で話をした 。 これから酷暑の時期を迎え 、 さらに電力事情 ・ 気象条件等悪化すると思われるので 、 ま た迷惑をおかけすると思うが 、 その時はよろしくお願いしたい 。 その他にも 、 タリルLQが必要な時等に は 、 どんどんご指名がかかるのではないかと思う 。 ご活躍を祈る 。 ( 成せば成る 。 )

3 5月31日マリキ新イラク首相により非常事態宣言が発令されたバスラ市で昨日VBIEDによりイラ 「 ク市民27名が死亡した 。 本案発生場所は 、 買い物客でにぎわうマーケットであり 、 無事の市民が多数殺

害されたことになる 。 このような大惨事は 、 昨年8月31日以降のことだそうで 、 この事案が飛び火とな り治安がさらに悪化しないかが今後の焦点であろう 。 人が多数集合する場所でVB1EDを使用するのは スンニ派の常套手段とのことで 、 スンニ過激派が実施したとの分析もある 。 もしそうだとしたら宗派間対 立が激化することは必至である 。 いずれにせよ 、 ムサンナ県にこの影響が及ばないことと新生イラクの治 安回復を目標としてきたMND ( SE ) 管内の全将兵の努力が水泡に帰さないことを願うのみである 。

4 本日快晴 。 バスラ9名 、 極めて健康 。