バスラ日誌 (2006年4月2日)

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露 」

バスラ日誌 ( 4月2日 )

1 LOは本隊と離れて業務を遂行しているため 、 本隊の状況を理解していない部分も多々あることだろう 。 その辺は 、 送られてくる活動状況や指導事項 、 電話でのやり取りなどから想像するしかない 。 しかし 、 離れ ているからこそ気付くこともあるような気がする 。 なかなか意思の疎通が難しいこともあるが 、 目的は同じ であるし 、 真剣に考えてもいる 。 反省すべきところは反省し 、 さらに努力していきたいと思う 。 「 我々は4人で 、 J2 、 J3 、 J9で勤務している 。 本隊との連絡はJ3にある自即電話とメール及び英軍 回線を使うので 、 J3の机には必ず誰か1人は残っていなければならない 。 朝は0530から夜は2400 まで必ず連絡を取れるようにしている 。 また 、 2つの居室にはインマル回線が引かれているので 、 約5時間 半の不在時にも緊急連絡は可能である 。 サマワ本隊も深夜にわたる業務を遂行しているので 、 24時以降も 対応できるようにしたいとも考えたが 、 4人で3カ所に分かれる上に長丁場 ( 完全休養日なし ) の勤務であ ることから 、 完璧に24時間態勢で対応することは難しい 。 幸い 、 今までのところ24時過ぎに連絡があっ た時にも全て対応できたのでよかったとは思っている 。

運用等に携わっているわけではないので勤務の中身の濃さは別としても 、 勤務時間 、 起居容儀 、 挨拶回数 では多国籍軍師団司令部内でも誰にもひけはとらないと自負している 。 これは 、 意識的に努力していること でもある 。 サマワ本隊の活動に比べればちっぽけではあるが 、 我々の真剣な勤務 、 一人一人と接する態度に よって 、 英軍を始めとする多国籍軍との信頼関係にも良い効果があればと願っている 。

2師団司令部の要員は30日に1回射撃訓練を実施し 、 必ず零点規正を実施しているそうである 。 また 、

2ヶ月に1回は救急法 、 通信機器の取扱い 、 新装備 ( 例えばECM器材等 ) の取扱い要領などを訓練する のだそうだ 。 これは 、 英軍のみではなく 、 多国籍軍の全員に科している訓練とのことである 。 これが 、 将校全てを含むのかどうか等詳しいところまではまだ確認していないが 、 さすが実戦部隊である 。 サマワ 本隊も訓練を実施している 。 実任務中にも訓練を欠かさないのが実戦部隊なのだろう 。

3 本日快晴 。 パスラ4名 、 極めて健康 。