バグダッド日誌 (2006年1月18日)

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バグダッドLO日々業務報告 ( 1月18日1900 )

区分

- -

( 1 ) サマーワに直接影響を及ぼす脅威情報

.

1 警戒態勢等

( 2 ) イラク全域に係る資成レベル

サマーワ及びバスラは

バグダッド及びモスルは

ラマディは

特になし

N

2 特記事項

|

( 1 ) 情報収集及び連絡調整 | . ( 2 ) 5次要員に対する申し送り

3 本日の業務

:

( 1 ) 情報収集及び連絡調整 : ( 2 ) 5次要員に対する申し送り

「 明日の予定

「 なし

5 、 その他 ( 備 考 )

バグダッド 日 誌 ( 1月18日 ) |

0 MNC - 1司令官

送别会 ・ 交代に伴い帰国を自前に控えた

の送別会が昨夕実施された 。 MNC -

1副司令官 主催され 、 同副司令官 と英国人スタッフ並びにコアリッション作戦部長

及び各国LO の代表者が出席した 。 日本は私と後任の

出席した 。 ・ ・ 多国籍風寄せ書きを

から送られ 、 参加者全員と記念写真を撮った 。 各国LOが 「 司令官と直接会う機 会は当然のことながら非常に少ない 。 と言うよりめったにない 。 ・ 私は 、 隊長から司令官への記念品を贈呈するため 、 たまたま前日にお会いしていた 。 司令官が会場に入場され最

初に 「 ( とりあえず写真でも撮るか ! 」 と私を抱きしめた 。 「 エッ … ! 」 と驚くとともに 、 ( 気合い入れられるかな ・ ・ ・ ? ) と思っていると 、 すかさず 「 胸に1発 」 続いて 「 頭突き 」 が来た 。 頭をくっつけ合って司令官に抱きしめられたまま写真を

撮った 。 周囲の雰囲気はこれで一変した 。 司令官の 「 つかみはOK ! 」 という感じである 。 ・ 「 ここにいる各国LOとその派遣部隊のお陰で 、 私は任務を全うできた 。 テロとの戦いはまだまだ続く 。 米国はもとよ

『 日本 』 やヨーロッパ中央アジアの諸国にとって 、 中東 、 イラクの安定は 、 世界の平和と安定と繁栄に不可欠であ 」 る 。 」 ( 要旨 ) と訓示された 。 日本の国名を出して話をされた事が印象的であった 。 0 送別会番外編 ・ 会の中で 、 カザフスタンLOと私が話をしていると 、 着任間もない英国少佐が話しかけてきた 。 それぞれの国の派遣 部隊規模 、 活動地域を聞いてきた 。 私が答え 、 カザフが答えた 。

1 名 、 バグダッドに名とい う小規模の部隊を派遣している 。 英国人少佐は 、 そんなに少ないの ? ) という表情をした 。 カザフは特に英米からそ んな風に言われるのが 、 気に入らない 。 ( 凡例 「 英 : 英国少佐 、 「 力 」 : カザフスタンLO 、 「 白 」 : 日本人LO ) 日 : 「 カザフスタンがなぜ 、 ○名しかバグダッドにいないか知ってるか ? 」 英 : 「 知らない 」 日 : 「 日本人はここに5人いるけど 、 彼は一人でも俺達5人分と同じくらい強いんだよ ! 」 . カ : ( 私にウィンクしながら ) 「 そうでもないけど … 」 英 : 「 クートにいるカザフの部隊も強いから 、 少なくていいわけだ ! 」 日 : 「 そうそう 。 彼らは強いんだよ 。 」 英 「 だから米軍は 、 あんなにたくさん必要なんだ ! 」 ( 口に人差し指を当てて 「 シーッ ! 」 というポーズ ) 一同大笑い 。 英米関係も色々複雑のようだ 。

( 國井 )