バグダッド日誌 (2006年5月14日)
| バグダッド 日 誌 ( 5月14日 )
0人の縁
先日 、 在イラク日本大使館から足木公使がバグダッド連絡班を激励するためキャンプ ・ ヴィクトリーを訪問してくだ さった 。 この際に一肌脱いで頂いたのは
は昨年防衛庁 ( 空幕防衛部 ) を定年退官され 、 現 在外務省で勤務していることは先日紹介した 。 在イラク日本大使館における交代の際 、 大使館から民間BIAP ( バグダッド ・ インターナショナル ・ エアポート ) までの 移動をウオッチし 、 不測事態が発生した際の多国籍軍の
を要請できるように準備している 。 こ の調整を毎回 、 と実施していたのだが 、 余りにも 「 制服的な 」 警備に関する鋭さをもっていたので 、 「 は 警察から出向しているのですか ? 」 と聞いてみた際にはじめて 、 が 、 航空自衛隊を定年退官したことを知っ た 。 我々の大先輩にも拘わらず全く偉ぶったところがなく 、 非常にキメの細かい調整をしてくれている 。
また流石は航空自衛隊出身であり 、 C - 130の運用について造詣が深く 、 多国籍軍との調整の際にはいろいろと 知恵を拝借している 。 統合運用態勢となり 、 ここバグダッドでも空の調整機会も増えてくると想像しているが 、 素人の 私にとって素晴らしい後ろ盾を得たと有り難く感じている 。 「 ここでの勤務は 、 コアリションの仲間を通じたマルチ ・ ナショナル ( 多国籍間 ) の人の縁は勿論 、 インターエージェン シー ( 省庁間 ) の人の縁により 、 我々の連絡調整業務が成り立っていることのありがたさをつくづくと感じている 。
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