バグダッド日誌 (2006年5月13日)

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CURRENT SITUATION

バグダッド 日 誌 ( 5月13日 )

Oバーデン ・ シェアリング ( 負担の共有 )

はここ2 ~ 3日下痢 ・ 発熱で少し体調を崩していた 。 体調をくずしたのは砂嵐の影響だと本人は言っている が 、 私はそうではないと感じている 。

はMNC - Iの情報部におけるスタッフとして勤務しており 、 勤 務の主体は 「 日本 」 ではなく 「 多国籍軍 」 である 。 情報部では一つの研究命題に対して約2週間の期間を与えられグ ループ作業を実施している 。 この研究命題に対する発表責任者をチーム ・ リーダーとして称して全ての取りまとめを実 施する 。 つまりチーム ・ リーダーとしての2週間はかなり大変な勤務となっている 。 このチーム ・ リーダーを は4 回 、 では3回実施している 。 他国のLOがローテーションの間に2回程度のチームリーダーを実施するのが通常 であることを考えると 、 日本隊はかなり信頼されていることになる 。

の二人は 「 使われているうちが 花だ 。 」 と気にもとめていないが 、 はかなり疲れがたまっていたのではないかと思っている 。 スタッフLOのが献身的に多国籍軍の負担をシェアしているので 、 勤務の主体を 「 日本 」 においているナショナル LOの

はかなり強気の態度で調整ができるといえる 。 他方 、 イラク派遣のための準備訓練から親しくし 、 労苦をともにしてきたバスラ連絡班から聞こえる悲鳴は 「 バスラ日 誌 」 から痛いほど感じることができる 。 バスラはMND ( SE ) から多大な支援の 「 TAKE 」 を受けても 、 「 GIVE 」 すること が限られるのだと想像する 。 日本人の美意識として 「 与えられるまま 」 は日本人としての誇りが許さない 。

我々バグダッド連絡班からバスラ連絡班へ貢献できることは極めて限られているが 、 バスラから何らかの要請があ れば全力展開で協力するつもりである 。