バスラ日誌 (2006年5月8日)

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バスラ日誌 ( 5月8日 )

1 5月6日1353の英軍ヘリ墜落事案ではいろいろなことを考えさせられた 。 部隊交代に伴う指揮転移 が5月1日に実施されたばかりであったが 、

は迅速に対応し 、 ニュース映像で見る限り 、 装甲車は整斉と現場に進入した 。 その後集まった民衆が 、 一時暴徒化したが 、 火炎瓶による火災への対応 等も含めて被害局限と暴徒制圧の処置は見事であったと思う 。 撃墜の可能性が報告されていたにも拘わら ず 、 トップ ・ カバーのために 、 別のヘリが上空監視にあたった 。 イラク治安部隊も機能していたと聞く 。 迅速に張った警戒線内に砲撃を受け 、 7名の負傷者 ( 軽傷 : 7名とも英軍兵士 ) を出したが 、 7日9時過 ぎには墜落ヘリの機体を回収し 、 事態は収束した 。 事故直後から 、 他のヘリ ・ 航空機は何事もなかったか のように任務につき 、 各々の任務を遂行している 。 軍隊とはこういうものなのだ 。 司令部も 、 J3におい て一時特別の態勢がしかれたが 、 3時間後には通常の態勢に戻り 、 じ後淡々と業務を進めている 。 冷たい わけではない 。 深い悲しみを胸に秘めて 、 責任を果たしているのだ 。 我々も 、 事に臨んでは危険を顧みず 、 身を以て責務を完遂すると宣誓しているが 、 いざという時に淡々と任務を遂行することができるだろうか 。 地上部隊の安全を確保するため 、 直ちにトップ ・ カバーを飛ばせるだろうか 。 軍隊の状況判断 、 指揮とは 厳しいものだと思った 。 犠牲者の中には2日後 ( 今日 ) 、 本国に帰る予定だった方もおられたそうである 。

2 本日快晴 。 バスラ4名 、 極めて健康 。

スミッティLO日々業務報告 ( 5月8日 )

1 警戒態勢等

変化なし :

Threat Level

2 特記事項

特になし

3

本日の業務

( 1 ) 情報要求対応等

サマーワ市内の治安情勢 、 デモ関連情報 、 英豪軍の情勢判断等 ( 2 ) 各種業務調整等

明日以降の豪軍支援要請関連 、 CIMIC関連 、 業支隊長 ・ POLADキャンプスミッティ訪問関連 、 IPA関連 、 豪POLADサマーワ宿営地訪問関連 、 Inet修理関連 、 TFMMP関連

計画変更関連等 ( 3 ) 各種ミーティング等

英豪軍作戦会議参加

4 明日の予定

( 1 ) 情報要求対応等 ( 2 ) 各種業務調整等 ( 3 ) 各種ミーティング等

明日の射撃訓練 なし

5

その他 ( 備考 )