バグダッド日誌 (2006年4月6日)

Responsive image

バグダッドLO日々業務報告 ( 4月6日1830 )

1 警戒態勢等

( 1 ) サマーワに直接影響を及ぼす脅威情報

なし ( 2 ) イラク全域に係る脅威レベル

サマーワ及びバスラは 、 バグダッド及びモスルは

、 ラマディは

2 特記事項

なし

3 本日の業務

情報収集及び連絡調整

4 明日の予定

情報収集及び連絡調整

5 その他 ( 備考 )

: 戦力回復 ( 3 / 29 ~ 4 / 7 )

戦力回復 ( 4 / 5 ~ 4 / 14 )

| バグダッド 日 誌 ( 4月6日 ) |

0 停電

が戦力回復で不在となり1週間が過ぎようとしている 。 気がつくと 、 水がなくなり 、 ゴミは溜まっている 。 また 、 消耗品が底をつき 、 残留組はことあるごとに顔を見合わせている 。 の働き 、 気遣いに改めて感謝するものであ る 。

特に昨日は 、 夕刻よりコンテナ一帯の地域が停電に襲われた 。 一同 、 ついついを探したりする 。 窓のないコ ンテナは電力がないと酸欠になると同時に蒸し風呂状態となる 。 停電により最も困ることは通信手段を確保できない ことである 。 やむを得ず 、 残留者で発電器の準備にかかるものの 、 配電盤の設定は ? ガソリンはどこ ? コンセントの コネクターは ? と 、 作業がなかなか進まない 。 そもそも 、 発電器に繋げるコンテナからの配線にコンセント部分がつい てなく 、 赤白黒のコードがむき出しになっている状態だった 。

頼みの陸自普通科 は途中からナイトシフトに上番してしまい 、 海自幹部と陸自衛生科隊員が懐中電灯で 照らしながらドライバーとペンチを片手に 、 コンセントやキャップの空かないガソリンタンク 、 機嫌の悪い発電器に夜 遅くまで格闘することとなった 。

0PX

消耗品と言えば 、 現地で購入するわけであるが 、 班長からPXへの不要な前進は禁止されている 。 大PXは通信棟 がそびえる人工の山に隣接しており 、 キャンプ外から唯一視認できるその山 ( 通信棟 ) は砲弾の目標となりうるから

だ 。 先日もPX付近に4発の着弾があったばかりである 。 そんな状況の中 、 PXに前進できるのは消耗品の購入時ぐら いだ 。 本日は 、 の不在を理由にPXに行かせて頂いた 。

PXには 、 CAMELBAK 、 HATCH 、 SPEC - OPS 、 SAFARILAND 、 5 . 11TACTICAL 、 GERBER 、 SUREFIRE等々 の陸自習志野所在の隊員ならば泣いて喜ぶだろう商品がずらりと並ぶ 。 しかも 、 それらがかなり格安のPX価格で購 入できるのだ 。 とはいえ余り長居もできず 、 後ろ髪を引かれる思いをしつつ 、 必要な物を購入し 、 早々の帰隊となった 。 「 帰隊後に報告すると 、 私の感動と興奮とは裏腹に 、

にそれらの価値は理解できないらしく 、 その使用方 法 、 必要性と現装備品との違い及び費用対効果について一つ一つ説明させられることになるのであった 。