バグダッド日誌 (2006年1月11日)

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| バグダッド 日 誌 ( 1月11日 )

● 嵐を呼ぶ訪問者 ? ・ 8師団長がバグダッドを訪問された 。 訪問予定日の数日前から悪天候が続き 、 基地内はどこもドロドロになってし

まった 。 そもそも雨対策など考えていないような場所だけに仕方がないが 、 部屋の清掃などは手のつけようがない状

態になった 。 師団長は意に介する様子もなく 、 ここでの二日間を過ごされた 。 ・ 今回の訪問では 、 航空自衛隊機 、 英軍機の他 、 米陸海軍機を10 ~ 15分の時間間隔で乗り継ぎ 、 Zでの表敬訪問 も計画した 。 ところが 、 悪天候のため 、 初日のIZ行きのヘリが飛べなくなった 。 中将2名 、 少将1名 、 准将2名と将官5

名の他 、 大佐3名との懇談を実質5時間の中に詰め込んだ時間計画が最初からもろくも崩れた 。 ・ 師団長が表敬 ・ 懇談される際は同席させていただき 、 次の訪問への移動間や待ち時間に米軍担当と調整し 、 師団

長に指導を仰いだ 。 訪問前から予想した通り 「 胃の痛くなる 」 調整を繰り返した 。 米軍担当者も目を白黒させながら対

応してくれた 。 ・ ・ なんとか師団長のご希望に添った形で計画を修正し 、 安心した翌朝のこと 、 豪州司令官と懇談を終え , ( さあ次はへ 」

リでIZへ移動だ ) と思いつつ楽州司令部から出るなり 、 エスコート担当将校米陸軍大尉 ) が 「 また悪天候のためヘリ が飛べないようです 。 」 と言ってきた 。 「 エッ ? ! ! 」 と言ったのは私だけでなかった 。 ・ 善後策を米軍大尉と相談すること約5分 、 「 チョット失礼 … 」 と彼は無線交信 ( 骨伝導無線機を装着している ) を始 | めた 。 ( 何とかしたいなあ ) と思っていると 「 ヘリが飛べるそうです 。 Zへ行けます 。 」 と言った 。 まさに 「 救いの一言 」 だっ た 。 師団長も 「 念ずれば通ずだよ 」 と安心されたようだった 。 ・ 私が空挺にいた時 、 若い頃の8師団長の噂を聞いたことがある 。 あだ名は 「 嵐を呼ぶ男 」 だったそうである 。 詳しくは | 述べないが 、 まさに ・ ・ と言う感じである 。 今回の訪問も ・ 今回の訪問には 、 多くの米兵が支援してくれた 。 空き時間に関係者と調整して師団長に報告しようとすると 、 いつも 将校 ・ 下士官 ・ 男女の別なく米兵達が師団長を囲み 、 楽しそうにしている 。 わずかな時間の内に彼らは感化をうけ 、

多くの米兵が 「 すばらしい将軍ですね 。 」 と私に言ってきた 。 ・ Zでは元在日素州武官だった

が 、 「 是非会いたい 」 と忙しい中 、 勤務時間を自ら割いて 、 MNF - I副司令 官の執務室の前で待っていてくれた 。 エスコート将校に 「 10分だけ 」 と断って 、 懇談していただいた 。 米兵にしても

にしても 、 今回初めて会った豪州司令官やコアリション作戦部長 、 コアリッション事務所を少し覗いた際 、 わずかに言葉を交わした各国LOも皆 、 「 すばらしい将軍ですね 」 という 。 師団長の人徳 ・ 威徳を見る思いがした 。 ・ 統幕3室長当時 、 毎日のように風のような指導をいただき 、 どんなに働いても言われたことの無かった一言を今回 の訪問の最後に師団長からいただけた 。 「 バグダッドLOの諸官ありがとう 」 とてもうれしかった 。

バスラL0日々業務報告 ( 1月11日1900 )

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バスラ空港

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| 1 警戒態勢

( 警戒態勢 ) :

Eg

2 特記事項

3 本日の業務

( 1 ) 情報要求対応 | SSR ( SFの戦力化の状況 ) 、 MND ( S ) の将来計画 、 ED及びDF関連情報 、 デモ関連情報等 ( 2 ) 定例情報収集 : ( 3 ) 定例会議への出席 : 司令部朝会議 ・ タ会議 、 J2 ・ J3 ・ J9認識統一会議 ( 4 ) 空路輸送調整 ・ ( 1 ) 情報要求対応 、 定例情報収集 | ( 2 ) 定例会議への出席 ・

空路輸送調整

4 明日の予定

SB

5 その他 ( 備考 )