バスラ日誌 (2006年1月4日)
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バスラ日誌 ( 1月4日 )
1 最近 、 米軍 ( バグダッド ) のc2と師団のJ2で 、 いろいろと見解の相違が見えることがあります 。 昨日バグダッドから の報告にあったサドル派の分析コメントについて 、 その見解に違和感を感じてJ2の担当者に意見を求めたら 、 見た とたんに 「 何じゃこりゃ ? 」 といいだして 「 事実と逆のことを言っている 。 」 「 こんなことはありえない 。 」 と予想以上に香 定的な評価 。 J2の見解も 、 主に師団管内の情報に基づいているので 、 宗教勢力と世俗勢力間の関係など南東部で あまり関係ないことには 、 しばしば疎いこともあります 。 今回のレポート内容に関してもJ2のスタッフの方が背景知識 不十分な点がありました 。 でも結局 「 Fuckin ' ×× 」 と言い出す等結構感情的な議論になってしまいました 。
先日も 、 EFPという強力なIEDの一種がイランから流入している問題をめぐる米軍の見解について 、 2部長が米軍 LOの所にクレームを付けに来ました 。 「 全てのEFPが南東部から流入しているなんて言っているが本当にそう思っ てるのか ? 」 、 「 サドルがイランの全面的支援を受けてるなんて言ってるがそんなはずないだろ ? 」 、 「 お前 、 実情をど う見てるのかブリーフィングしろよ 。 」 などと普段穏やかな部長が珍しくエキサイトしてました 。 「 英国人と米国人が 、 見た目ほど仲が良くないというのを改めて感じると同時に 、 事実を的確に把握して認識を統一 する難しさも感じました 。 でも 、 この社会の中で一つの客観的事実など存在するのだろうか ?